むすめは夜10時過ぎると、小生に向かってやや跳ねながら吠え始めます。これは散歩に連れて行ってくれという訴えです。うんこを我慢している証拠でもあります。
じゃあ、行こうと散歩用のベストのようなハーネスを持っていくやいなや、しかし、不思議なことにベタッと床に突っ伏して、イヤイヤの真似をするのです。しばらくは何だこの子はと思っていましたが、最近、これはもう身を任せるから好きに着させてくれという意味なのだと気づきました。その証拠にハーネスを着させ、それにロープを付けたのを確認するやタタタタッと玄関に向かって歩き始めます。
外へ出てロープを緩めた状態、つまりむすめの歩くがままにさせると、むすめはすごいスピードで走るように黙々と進み始めます。こちらが早足で歩く程の早さで、しかも、放っておくとそのスピードを保ったまま10分程は歩けます。普段はうちの中でせいぜい5~6メートルを移動するくらいですから、その気持ちは分かることは分りますが、やはり教本どおり基本は小生の前を歩かせないようにしています。
さて、散歩も終え、うちに帰って来てドアを開けるとむすめはさっと中に入るのですが、小生が上にあがってもむすめは必ずあがらずにおとなしく待っています。別にしつけた記憶はないのですが、おそらくそのあと腹部をスプレーで消毒され、ハーネスを外され、抱きかかえられて足を洗面所で洗われ、最後に床に降ろされるところまでがむすめの中では散歩という一連の儀式だと受け入れられているのでそれを待っているのだと思います。
そのまま放っておくと、ハァ~ハァ~と舌を出し息をしながら待っていますが、最後にはベタッと土間に座りこんでお腹を冷やし始めます、ってお父さん、意地悪してはいけませんよぉ~。
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