ついに、
ついに、来ました この日がっ!!
◇
日曜日なのに とうさん、
相変わらず、朝の5時ぴったりに
目が覚めました。 トホホ。
外は曇り空。
散歩するには早すぎるか、、、。
◇
6時になったあたりに、突然、
パタ、パタ、パタ、と 何かが、叩かれる音が。
あっ、
雨だ。 雨が降って来たっ!!
と、思った矢先、
雨は止んでしまいました。
◇
でも、せっかく、むすめに買ってやった雨カッパ。
前回の「むすめフリーズ事件」に
負けてはいけません。
とりあえず、雨カッパと傘(父さん用)を持って
散歩に出掛けてみることにしました。
午前6時。
1階に降りたところで、
雨が、また降り始めているのに気付きました。
おい、つう姫、
いよいよ これ 再挑戦するぞっ!!
むすめ、すでに 顔が こわばっています。恥
なんとか 着せましたが、不安そうです。
でも、カワイイじゃん。
けれども、着せている間に、雨は止んでしまってました。
しかし、せっかく着たのだから、
やはり、練習! 練習!!
むすめのロープを軽く引っ張ってみると、
やはり、前回のように 四肢を踏ん張って
動こうとしませんでしたが、
そこに、ちょうど 同じビルに住むおばあちゃんが、
外出するために出て来たのを見て、
むすめはそのあとをトコトコ着いて出てしまいました。 ナンノコッチャ!? <`ヘ´>
それで、その勢いで強めにロープを引いてやると、
仕方なさそうでしたか、着いて歩いてくれるようになったのでしたっ!!!涙 (;O;)
♪ へたれで、引っ込み思案のくせに、
慣れれば ヘ~チャラ のつう姫~ ♪
勢い着いて、
タッ、タッ タッ タッ、 走るっ!
タッ、タッ、タッ、タッ、
タッ、タッ、タッ、タッ、走るっ!!
でも、急に 歩くのを止めてしまいました。 ?
どうも、右脚に落ちて来る布が気になるようです。
よく見ると、
雨カッパの首の部分にゴム紐があって、
それを引っ張ると、前脚のそで部分が
しっかり固定されるようでした。
どうです? 皆さん、締まったでしょう?
さあ、これで満足だろう、つう姫?
なんか、分かったような 分からないような。
でも、とうさん、雨、少しも降って来ないワン。
しかしながら、カッパの違和感がなくなって
安心したむすめ。
いつもより 遠くまで来たところで、
ウンチを しっかり出してくれました。 失礼
◇
しかし、まだ6時半過ぎだというのに、さすが 日曜日。
普段 目にすることのない 多くのおじさん、おばさん達が、
ウォーキングに出て来ているのが、新鮮でした。
(歩道のずっと先に たくさん歩いているのですが、分かるかな?)
普段から早起きして歩けばいいのにワン。
路面電車もカッパと同じ色のペンキを被っているワン。
広島らしい風景。 昔、京都で走っていたかも。
◇
気づくと、
つう姫、いつもより 少し早く バテ気味かな?
とうさん、カッパで 身体がサウナ状態だワン。
もう 動かないからっ! <`ヘ´>
まあ, まあ、水をしっかり飲みながら、
もう一息、がんばって。
◇
ふぅ~、 やっとうちに着いた。
カッパを脱がそうとすると、
おっ、カッパ効果だっ。
お腹部分に しっかりと 跳ね上げた泥が着いていました。
それより、
ハア、ハア、ハア、ハア、
ダイエット効果、ばっちりかも知れないぞ。
どうだ? 毎日、着て歩こうか?! ウソダヨォ~
◇
これで、
雨ガッパという 「 通過儀礼 」を ←オイ オイ
無事に 乗り越えた つう姫!!
今日のこの記念すべき出来事を、
カッパ ドキッ アッ よかった! ということで、
『 カッパドキアの奇跡 』 と名づけ、
とうさん王国では、後世まで
語り継がれることとなったのでした。 めでたし、めでたし。
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