非戦を選ぶ演劇人の会

　新聞報道を見るまで私はこの会の存在を知りませんでした。おそらくほとんどの方がご存じないのではないかと思います。
　8月14日の夜、東京で「忘れない、夏　2006」と題するピース・リーディング（朗読劇）がおこなわれたそうです。この劇を企画し、演じたのが「非戦を選ぶ演劇人の会」という団体で、女優の渡辺えり子さんを中心に、中山マリ、木内みどり、宇梶剛士、麻丘めぐみ、その他たくさんの役者さん達が出演されたようです。また、森山直太朗さんは歌で参加されていました。
　この記事に目が留まったのは、人形劇で防空頭巾をかぶったもんぺ姿の女性の人形をあやつっている男性の写真に、おや？なにをしてるのかな？と思ったからです。その男性は一見してわかるあの元暴走族リーダーだった宇梶剛士さんだったのです。そして、演じられた内容は日本の侵略戦争の非道さをきびしく告発するものなのです。
　さっそく、インターネットでその会のホームページを探してみました。そこにははっきりと反戦平和の主張が表明されていました。演劇関係者の皆さんの気骨ある姿勢に私はとても共感を覚え、拍手を送りたいと思いました。

　http://hisen-engeki.com/