ダリオ・アルジェント 動物3部作
(HP)
(予告編)
”動物3部作”第3弾
③「4匹の蝿」
Four Flies on Grey Velvet
(あらすじ)
ロックバンドのドラマー、
ロベルトは黒いハットの男に付きまとわれていた。
ある晩、限界に達したロベルトは男に詰め寄るも、
揉み合いの末に誤って彼を殺害。
その現場を覆面を被った謎の人物に撮影されてしまう。
やがて脅迫電話がロベルトを襲い、
彼の周りでは不可解な殺人事件が起こり始める。
<高橋裕之のシネマ感>
第七芸術劇場での鑑賞以来
14年ぶりに再鑑賞。
動物キーワードは”蝿”
巻き込み巻き込まれ展開
ダリオの原点全開な作品で
「深い紅淵」に繋がる感じ。
サングラス、黒ハット、黒コート。
前半からダリオノワール。
劇場は「オペラ座 血の喝采」に繋がる?
主人公が「人を殺した」事を
悩んでいるが人に打ち明けていくのが
不思議ではあるが面白さも感じる。
人は殺されていくが
意外と犯人像がわからない展開
人形的仮面が不気味
驚きと共に話が転調
「サスペリア」を
想い出すシーンもあった。
なんで、そんな事なるの?
のラブシーンも(笑)
LGBTQスパイスもあります。
順番に殺されていくと
登場人物が減っていくので
犯人が絞られるはずだが
観客も直ぐには辿り着けない。
そして”四匹の蝿”が登場
何を意味するのか?
ラスト10分で犯人が明かされるが~
ダリオ作品の犯人像には
やはり共通項があるね。
そんな事で殺人をするなんて~
公開情報
兵庫県 Cinema KOBE 12/14(土)〜
大阪府 第七藝術劇場 12/21(土)〜
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