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脱北を試みる家族の
死と隣り合わせの旅に密着した
ドキュメンタリー映画
「ビヨンド・ユートピア 脱北」
<概要>
1949年9月の建国以来、
70年以上にわたり北朝鮮社会を支配してきた
金日成の一族は、国家を閉鎖された状態に保ってきた。
北朝鮮に住む人々はそこが「地上の楽園」だと信じ、
最高指導者である金一族を神と同等の存在として敬い慕う。
しかし、一糸乱れぬ壮大なマス・ゲームや、
華々しい軍事パレードの裏側で、
ナチスのアウシュビッツやソ連のグラーグを
模した強制収容所の存在、密告や拷問、処刑、
飢えや貧困といったおぞましい
人権侵害の数々が報告されている。
<あらすじ>
韓国で脱北者を支援する
キム・ソンウン牧師の携帯電話には、
日々何件もの連絡が入る。
これまでに1000人以上の脱北者を
手助けしてきた彼が直面する緊急のミッションは、
北朝鮮から中国へ渡り、
山間部で路頭に迷うロ一家の脱北だ。
幼い子ども2人と80代の老婆を含めた
5人もの人たちを一度に脱北させることは
とてつもない危険と困難を伴う。
キム牧師の指揮の下、
各地に身を潜める50人ものブローカーが連携し、
中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して
亡命先の韓国を目指す決死の脱出作戦が行われる――。
<高橋裕之のシネマ感>
ドキュメンタリーだが
迫力のあるシーンも。
祖国の考え方に洗脳されていたのか?
やはり不満に感じる者は
脱北を考えるだろう。
”北”の本当の姿が
証言されたり
貴重な映像も使用されている。
北の歴史も描かれていて
国家の体質なんかも把握できる。
周りからの批判的な視線でなく
”北”の国民であった方とかの証言は
真実味がある。
それが、当たり前で
生きてきた人々には
”北”の考えが正しいと思うのは
ごく自然なことだとも。
キム・ソンウン牧師の
考え方や過去の話なども。
そういうことと並行して
ロ一家の脱北が実行
映画の様であるが
これが事実だと
実感するドキュメンタリー。
隣国同士の平和
世界の平和は
やはり簡単ではないことを
痛感させられる。
果たしてロ一家は?
”自由”の台詞が胸にくる。
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