配給 パンドラ
モンゴルが舞台
映画「草原に抱かれて」
<概要>
内モンゴル自治区の都会に暮らす
ミュージシャンのアルスは、
兄夫婦とともに集合住宅の
小さな部屋で暮らす
認知症の母を引き取り、
母が求めてやまない
故郷へ連れて帰ることに。
広大な草原の中で
2人きりの生活が始まるが、
母の病状は次第に悪化し
徘徊を繰り返すようになっていく。
アルスは母が迷子にならないよう縄で
母と自分の体を結びつけ、
一緒に母の思い出の木を探す旅に出る。
モンゴルロードムービー
<高橋裕之のシネマ感>
日本が舞台の認知症の映画はよく見るが
他の国の認知症の映画を観る機会は
少ないので今作は注目して鑑賞。
お国柄の違いはあるけど
息子が母親を慕う気持ちは
万国共通だと思う。
昼の草原の風は爽やかだけど
夜の風は大変や~
お母さんの何気ない表情が
微笑ましく可愛く感じたりもした。
息子のミュージシャンである事が
意味深くもあつた。
アルス役 のイデル(伊德尔)は
内モンゴルの民族電子楽器奏者で
シンガーソングライター、馬頭琴奏者、
ホーミー・アーティスト。
CDもリリースしており本作で映画初主演
きっとファンになる人も出てくるはず。
チャオ・スーシュエ 乔思雪監督も
本作で長編デビュー。
この仕上りは御立派!今後も期待。
暗くなりすぎず
ハートフルな作品でした。
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