こちらも北野武さんの芸談だが、自身の番組で語った事だとは思ったが思いちがいか?さて武さん曰く「あいつ、裏切った、裏切ったって心の中に毒持って生きてくより、相手にいいことしてやったっていう感覚でいるほうがいいんだ。だって、裏切りなんてこれからもじゃんじゃんあるんだから。それをいちいち自分の問題にして抱え込んでたら大変なことになっちゃうもん」と。まあ武さんが言ってる事は、よく解る。そんな思いは誰もが経験はあるだろう。さて昨日は休みだったが、午前中に母の買い物の荷物持ちで出掛け、帰って来たのは、14時頃だった。それからフローリングの修正でもしようとしたが、家庭の記録映像による編集作品の作業が残っていたので手をつけた。取り敢えずVictorのカセットデッキ(「KD-A3」)の方は片付いたので、久々にオーディオラックの上に鎮座したが、聴くテープによってはピッチが微妙なので、やはり計測器が必要だ。幸いパソコンの音響ソフトには、計測ソフトがあるので使ってみるが、自身が音楽耳なので、今までは相対音感を宛にはしていた。だが数値には逆らえず、実際に測定をした方が精神衛生上は良い。最近は歳のせいか自信もないのだ。その方が安心だ。回転ムラに関しては、まだ聴覚に頼るが、幾ら趣味とは言え、計測器は必要なのかも知れない。
米国の元国務長官のヘンリー・キッシンジャー氏が、100歳で大往生を遂げたのは、11月29日の事だったが、創価学会名誉会長の池田大作氏と共に「まだ生きてたの?」と言うのが正直な感想だ。その影響力も共に多大だったが、その死を持って「時代の終焉」を感じてしまう。元総理の中曽根康弘氏の訃報にふれた時も、同じ事を思った。大人物の死とはそう言うものだ。そのキッシンジャー氏だが、日米関係に於いては厄介な人だった。政府と言うものは、常に国益を守るものだが、キッシンジャー氏は外交に於いて、米国の事しか考えなかった。正に大いなる覇権主義を米国政府に貫いた。現在では中共(中国)政府に覇権国家の実状を見るが、米国は正に(その意味を含めて)超大国だった。つまりキッシンジャー氏は戦後の冷戦時代を象徴する米国の政治家だった。(韓国に関しては買い被り過ぎたが)米国の覇権を守る為に日韓を押さえつけた。それが核軍縮であり、現在までも影響を受けているのだ。フォーカス台湾の記事にあるように「71年の中国極秘訪問によって72年のニクソン大統領(当時)の初訪中に道筋をつけ、79年の米中国交正常化につなげた。ベトナム戦争の終結にも尽力した」人物である。その上で「 東海大学(中部・台中市)政治学科の邱師儀教授は中央社の取材に、キッシンジャー氏は米国の歴代政権から重用された一方で、民主、共和両党から同時に批判された数少ない人物だったと指摘。秘密外交や権力政治を外交の手段としたキッシンジャー氏は小国の利益を犠牲にしがちで、台湾もその一つだったとの見解を示した」。と書かれていたが、正にその通りで、日韓を潰す為には手段を選ばなかった。それは台湾(中華民国)も然りで、これ全て米国の為である。そんな米国の政治家が亡くなったのだ。先程も述べたが、正に「時代の終焉」だ。
キッシンジャー氏死去 「古い時代の終息を意味」=学者/台湾
https://news.yahoo.co.jp/articles/007999b84bd5736594747eaa57bc24fd9ea7cfbf
中国の台湾侵攻可能性「今は時機ではない」 蔡総統、米紙主催のイベントで
https://news.yahoo.co.jp/articles/31ba8fa7eab4caa73cb3881ad9a09e963d631693
そこで台湾情勢だが、フォーカス台湾によると、「蔡英文(さいえいぶん)総統は(11月)29日までに米紙ニューヨーク・タイムズ主催の「ディールブック・サミット」のインタビューをリモート形式で受け、中国の指導部は現在、内部の課題に圧倒されており、今は中国にとって台湾侵攻に向けた大規模な行動を検討するタイミングではないだろうとの見方を示した」との事。確かに中共当局の情報統制によって、状況は伝わらないものの、既に(中共の方の)中国のバブルは崩壊、かなりヤバイ状態なのは、他国の媒体にはバレバレで、「本当に台湾侵攻なんて出来るの?」と疑問だ。しかしながら蔡英文総統の見解として「国際社会はすでに、平和で安定した両岸関係は各方面にとって最大の利益になるとの共通認識を有しているとの考えを示し、近い理念を持つパートナーは台湾海峡のリスクを共に管理することについて、すでに大きな進展を遂げているとした」。と書かれており、そのリスク管理が実働すれば、「それも押さえられるのかな?」とは思う。岸田総理の見解も聞きたいものだ。