SF作家の小松左京さんは言う。「大体、男女間の嘘なんて言うのは、求愛行動の変形みたいなもんで、ある程度はしようがない」と。「思わせ振り」なんて言葉があるが、つまりはそう言う事。嘘も方便だ。女性アイドルの歌の詩にも「♪KISSはいやと言っても反対の意味よ」てなものがあるではないか?話は変わるが、こんな記事があった。「生田斗真、中古レコード巡るトラブルに悩み スタジオメンバーも共感」と。モデルプレスによると「俳優の生田斗真が、23日放送の日本テレビ系バラエティー番組『行列のできる相談所』(毎週日曜よる9時~)に出演。趣味のレコードに関する悩みを相談した」と。どう言う内容かと言うと「レコードを聴くことが趣味の生田は、中古ショップでレコードを購入した際、レコードの傷の確認を求められたが混雑していたこともあり念入りにチェックしなかったという。その後、自宅で聴こうとすると傷があったり再生すると音飛びしたりしたため、返品できないかと相談した」。で、弁護士の見解だが、 記事では「“返品できる”と“返品できない”が真っ二つに割れる結果に」との事。そこで斗真さんは言う。「レジの隣に視聴用プレーヤーが置いてあるんですけど、1時間あるアルバムを1時間ここで聴くわけにはいかないから、なんとなく見て『大丈夫です』って」「購入して帰って聴くとちょっと“プツプツ”(音飛びした)。これってどうなんだろう?」と。
此処で不思議に思ったのが、斗真さんは「中古レコード」とはどう言うものかを全く理解していないようだ。つまりそこで見つけたレコードは、"一期一会の存在“である事。代わりはないのだ。なのでレコードを趣味にしている人から言わせてもらえば"返品は非常識"だろう。なので共感した弁護士や雛壇連中は「世間知らず」だと言う事。コレクションのグレードUpはそこから始まるのだ。だから【レコードを聴くことが趣味】なのだろう。これではアナログレコードの本質を知らず、単にファッション感覚でレコードを聴いているだけだ。たぶん「手入れもせずに聴いているのだろう?」と。レコードを初めて聴いたような今時の世代は、やはりアナログの本質を知らないのだ。手間が掛かるのは、言うなれば「アナログの当たり前」だ。「針音に癒される」なんて感想を述べる人も居るが、こちらもレコードの本質を理解していない。相変わらず、テレビ番組では誤解の元を発信し続けているが、これもテレビ離れの原因でもある。何も知らない人が番組を作り、何も知らない人の意見を何も知らない人が納得する程怖いものはない。だから池上彰さんのような人物がテレビ局で重宝される。理由は野暮だ。
さてこちらも見識やら常識が問われる記事だが、「近所迷惑・噂になりたくないから「救急車のサイレン鳴らさないで」増えた!? 救命士が訴える「止められない」理由とは」てなものがあった。まいどなニュースによると「救急車を利用する人のモラルを問う行為がたびたび話題になります。そんななかで、現役救命士からのお願いが…」と。取材の救命士は言う。「『サイレンは鳴らさないで来て欲しいです』っていう人結構いますけどかなりぶっ飛んだすごいこと言ってる自覚あるのでしょうか?日本は行政における救急医療システムについてもっと子供の時から懇切丁寧に教育していかなければならないと強く思います」と。 そこで定義だが、曰く「救急車のサイレンは安全かつ迅速な走行のために鳴らすこと、赤色の警光灯をつけることが道路交通法施行令第13条、第14条で定められています。止めてしまうと、緊急自動車の特例等の適用がなくなるのです」と。そりゃそうだ。
近所迷惑・噂になりたくないから「救急車のサイレン鳴らさないで」増えた!? 救命士が訴える「止められない」理由とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/53fd727f263161e1ec34e981a8f3922008d8d958
生田斗真、中古レコード巡るトラブルに悩み スタジオメンバーも共感
https://news.yahoo.co.jp/articles/4223407d7cfa1ed5a80b5a0e042f6b29d51fe6c4