私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



心の中の蛇

2022-06-17 23:34:00 | 日記

今夜、彼の元へ行きたいと、初めて思った。

でも、行けない。

道は繋がっているというのに…。






私は、この家にいたら、いつか、心の中の蛇を吐く。

もう二度と、三流にはなりたくないのに。

二流は、心の中の蛇が暴れまくっていても、口から出さない。

一流は、蛇は暴れることはない。

私は、一流になりたいよ。

そのためには、どうしたらいい?

いつか、終わりが来ると思えたら、耐えられるのかな?

いつか、
この日常が、終わる日を自分で決めたら、平常心でいられるのかな?

例えば、娘が高校を卒業するまでとか、犬が寿命をまっとうするまでの、どちらか長い方とか。


そしたら、


ご飯を作る前に、息子夫婦の食器の後片付けをするこも、

彼らの子供が、離乳食をこぼしたテーブルや床を綺麗にすることも、

床に割った食器をそこに置いとくと、私がなんとかするだろうって、夫がお嫁さんに言うことも。

平常心でいられるのかな?



夫よ。私は、この家の召使いではありません。

私だって、自分の時間や、1人の空間だって、欲しい。

それをあなたは、いとも簡単に削っていく。

でも、もう、それに気付いてほしいとも、思わない。


私が一流になればいい事だから。


気持ちの変化

2022-06-16 06:22:00 | 日記

数日前と同じ。


夜、早めに投げかけたLINEに既読がつかず、

何度も何度も、それを確かめては、受け止めて、

やっと諦めて、朝を迎え、


一人のベッドの上で、彼を想った。


やがて散歩の時間になり、

一人、起きて、

今、犬と歩いている。


でも、以前と違うのは、不思議と、彼に対して、待たせ過ぎだとか、

自分が、寂し過ぎるとかも、思わない。

どんな気持ちなのかというと、

ただ、心配してる。

彼に、何事もなければいいと、それだけを心配している。


毎日、毎日、夜と朝に、彼と繋がる必要は無いと、

自分に言い聞かせるようにしてきた。

もし、彼から、おはようと言ってきてくれたら、

その時は、素直に喜んだらいいだけだろう。


もう、あの頃のように、彼を責めるようなことは、

二度とすることはない。


それは、もしかしたら、

自立と言えるのかもしれない。





今、彼から、LINEが来た。

いつものように、

おはようの挨拶から始まった。

究極の性癖

2022-06-15 09:41:00 | 日記

こんなに朝早くから、私達は、LINEをしている。

まだ4時。

彼に送ったダメもとのLINEが、すぐに既読になった。

起きていたのね。

彼は、私のことを思い浮かべてくれていた。






彼は言った。
もしもこの先、年齢的に男として機能しなくなったら、この気持ちをどうしようか、考えていたよ。



私達は、これから維持しながらも、少しづつ衰えていく。それは自然の摂理。
お互い様。

でも、私以上に怯えてるように感じた。

俺が、きみを満たしてあげられない時の、究極な選択はね、


他の人に、委ねる。

それを見て興奮するんだよ…




ねえ、それで、あなたは、私を嫌いにならないの?

どうでもいいから、そんなことができるわけ?



意図的だから、嫌いにならないし、その姿を見て、愛おしくなる。


こんなことしても俺のものだっていう、精神的願望。わかるかい?


私は、それって、究極な性への執着だと思った。

それを聞いた時、私の彼に対しての、存在価値があったと思った。


消して、愛されてるとは思わない。
愛されたいけど、求めない。

ただ、
彼は、私を好きだと言ってくれる。
支えられていると。

それだけで充分。

私は、彼を心地よくすることに喜びを感じる生き物。

それが、私の究極な性癖。


いつのまにか、外は白々と明けて、いつもの朝が訪れる。


彼の全てを。なんて思わない。
あなたの言う通り、
こんな関係でも、
この先、
幸せだと思える瞬間を
少しづつ増やしていけたら、いいと思う。


ありがとう。


歩きスマホ

2022-06-14 05:12:00 | 日記


お風呂の湯船に浸かったまま、

彼の文字の言葉に、私の脳が操られていた。

左手に、スマホを

右手は、自分の意思に反して動く。

それは彼の手だ。

胸元から、ゆっくりと優しく撫で下ろして、

おへそから腰へ。

声が出ちゃいそうなのを堪える。

余計に意識が集中する。


彼は、夜の外を
犬を連れて歩いている。 


歩きスマホは、危険なので、やめて欲しい。

そう言ったのに、LINEの文字を打つのを辞めようとしなかったのは、私のため。

俺が車に引かれたら、
川に落ちたら、
きみのせいだからね。と、笑って続けた。

どうか、気をつけて。
あなたには、私の夫のようになって欲しくないの。

そう思ったのは、記憶にある。



そしてついに、彼の手が私の中に入ってきた。

懐かしい痛みを感じたい。

それを再現できなくて、苦しむ。

どうもがいても、あなたの代わりにはならないの。

私は、我慢ができなくて、彼にお願いする。

もういいよ。

彼が私を解放してくれた、その後すぐに、

私は自分の手で天極へ行った。






私の夫は、去年の11月の夜、

一人で、人気のない場所を犬を連れて歩いていた。

歩きスマホで、踏み出した場所は、2メートル下に川が流れる空中だった。

気がつけば、
冷たい水に浸かりながら、空を見ていたそうだ。

もうダメだと思ったらしい。



夫は、何とか帰ってきた。
死んでもおかしくなかったと、その時の状況を聞いた。

それからは、腰痛と腰の違和感に、今もずっと悩まされている。


私にはもう、下腹部に鈍く痛みのある快感は、訪れることはない。


もう、懐かしささえ、覚えてくるのだった。


母親失格

2022-06-13 10:23:00 | 日記


朝の連ドラを見ていたら、

私の横にそっと娘が座ってきた。

あれ?このドラマに興味持った? 
なんて思いながら、

私は、彼女の顔を見ることもなく、大きな勘違いをしていたのだった。





その時私が考えていたことは、

彼のことだった。

今朝は、一回だけしか、LINEのやり取りをしていない。

彼は、これから娘さんを病院に連れて行くと言っていた。


このドラマをいつも、彼と一緒に見てるのに、今日は、それどころじゃないんだろうな〜。

あらすじだけでも、教えてあげようかな?

私の心は、まさにここに有らず。だった。





登校の時間。


車に乗り込むと、娘は、普通に助手席に乗ってきた。

私はまだ、彼女の心の変化に気付いていない。


昨日は、たくさん歩いたわりに、足はどうもないよね⁉️
なんて、声をかけたけど、大した返事は返ってこなかった。


踏切を過ぎて、カーブを曲がる時、

視界に入った彼女の動作に、違和感を感じた。

もしかして、泣いてるの?

娘は、ハンカチを持っていて、そのハンカチが濡れていた。


そうか…。
今日は、行けない日だったんだね。気がつくのが遅過ぎて、ごめん。


思えばあの時、私の隣に寄り添ってきた時、

彼女は、何かを言いたかったんだ。

いつもなら、気が付いてあげれたのに。

母親失格。




今日もちゃんと父親をしている彼の後ろ姿が目に浮かんだ。

なのに私は…。




校門前に車を止めて、ようやく、欠席の電話を入れた。






彼のことを心配しても、
彼の家族のことを心配しても、

私にはどうすることもできない。


そのことで、私の娘の変化に気が付かずにいるなんて、娘が不幸すぎる。




私は、一人の女になり過ぎている。