ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

真鮒のハイブリッド

2017-09-04 15:59:16 | 釣り
最近北海道釣魚連盟の中で話題になっているのが、通称「真ブナのハイブリッド」。今年の8月20日に開催された夏の全道淡水釣り大会で優勝した大杉和洋さんが、40センチオーバーの「ハイブリッド」を釣って参加者が「鯉」と「真鮒」の交雑による「ハイブリッド」であることを認識しました。

今まで、札幌近郊のバラト一円で淡水の釣りをする釣り会では、時々かかって、審査の際に通称「ひげ」が有る。として除外されてきました。鮒も鯉科の魚ですので、交雑種(ハイブリッド Hybrid)で種内雑種から種間雑種ではなかろうかと思いますが、獣医学や水産学、遺伝学の研究者のご意見を伺いたいものです。

真ブナには、ひげがありませんが、鯉にはひげがあります。鯉のひげは味覚と触覚を司り、2対、合計4本有ります。昨日「ハイブリッド」を釣った深谷さんに、ひげは何本だったかについて、お尋ねしました。深谷さんは、鯉釣りの名人で長い間、鯉釣りをしております。深谷さんによりますと、鯉は唇近くに短い2本のひげが有り、顎の方に長いひげが2本あって、都合2対4本だが、昨日のハイブリッドは、上の唇に付いた短いひげで1対(2本)だったといいます(写真下)、上の唇にちょこんとついているでしょう。


これからは、「ハイブリッド」を釣る機会も出て来ると思いますが、観察と撮影を宜しくお願いします。私は、自分で釣った魚ではありませんでしたので、殺して解剖しておりません。2週間後に、今年最後の交綸会の淡水釣り大会が開かれます。釣れるといいですね。交綸会では、昨日吉本さんが40オーバーのを釣って一応記録に残しました。年間ハイブリッド賞(仮)というのがでるかもです。釣魚連盟も、鯰賞、鯉賞、アカハラ賞もありますから、来年から、ハイブリッド賞を造った方が張り合いがでるでしょう。上の写真は、昨日深谷さんが釣った「ハイブリッド」です。生きたままでの撮影ですが、短い小さなひげが唇についているのが判るでしょう。うろこは、鮒と鯉のハイブリッドになっていますが鯉のうろこに近いですね(下)。