今日のひとネタ

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ちょっと違うんだなぁ

2006年08月02日 | ギターと楽器のこと

 デジマートで新着楽器を見るのが楽しみの一つです。あれこれ見てるとキリがないので、もちろんエレキギターしか見ませんが。

 で、最近見かけてちょっと気になったのがこちら。フェンダージャパンのストラトでエアロダインシリーズのニューフェイスだとか。良いところは、なんと言ってもミディアムスケールである点。

 エレキギターの弦長は簡単にいうと大、中、小があるのですが、これはいわゆるミディアムスケール。普通のストラトはロングスケール(すなわち大)ですので、結構稀少なモデルと言うことになります。(フェンダー系のギターはテレキャスもそうですが)

 で、ウンチクを垂れますと、エレキギターは弦長が長いほど張力が強くなります。ちょっと考えると逆のような気がしますが、これは本当です。なので、普通のストラトキャスターを弾いてて「張力がきつくて弾きにくい」と思う人は、こういうストラトを持つと弾きやすいと思います。これはウソではありません。

 また、ギブソン系のギターはレスポール、SG、ES-335などほとんどがミディアムスケールです。私は初めて買ったのがレスポールで次がストラトでしたが、このあたりの事情を知らなかったので「なんでストラトはこんなにテンションがきついのだろう?」と悩んだものです。おまけに、ちょっとの違いなのに妙に1フレットが遠い気がしましたし。

 で、このギターの良い点は他にもあって、ネックとボディのつなぎ目がヒールレスカットになっている点。ハイポジションは弾きやすそうです。さらに、22フレットまであって、ピックアップもディマジオなんですと。おまけに、私の好きなローズ指板ですし、結構いい線いってます。

 が、残念ながらボディがバスウッド製なんですね。バスウッドがすべて悪いわけではないでしょうが、一応のプライドとして「もう安いギターは買わない!」というのがあって、安いギターの代名詞がバスウッド製ですので。

 バスウッドというのは、安い上に結構柔らかくて加工しやすいというのが特徴の木材だそうです。エレキギターを作るには、木は堅ければ堅いほど良いと言われますし、クイーンのブライアンメイのギターなんぞは作ってる最中「鉄を削ってるかと思った」ほどだそうです。それを考えると柔らかいと聞いただけで×なんです。

 あとはボディの加工がイマイチ。表も裏も体にフィットするように滑らかになってて欲しいものですが、妙に角ばってますし。それと色が嫌い。私がストラトで一番好きなのはリンゴ飴レッドで、100歩譲って青かサンバースト。色が白の場合はピックガードも白でなければなりません。このギターも定価自体は決して安いものではありませんが、生涯の友とするにはそういう意味で不満な点が多いなぁと。

 と偉そうな事を書いておりますが、私の現在使用しているギターはボディが「ポプラ」で出来ているらしいです。そんなもんでギターが出来るとは知らなかったのですが。