子どもの頃から道頓堀アワーとか吉本新喜劇とかお笑いの番組をよく見てました。それで鍛えられたせいでしょうか、勉強はできないけどお笑いの名門と言われる大学に合格。ここのOBは、あのねのね、堀内孝雄、笑福亭鶴瓶、ハイヒールリンゴ、北野誠、TOPSの三井はん、ワハハ本舗の梅ちゃんなどなど。昨年はノーベル賞をとった教授もいたようですが、きっとノーベルお笑い賞だったのでしょう。
この学校は学園祭の時などはその辺の普通のイベントが面白くて、一般参加のクイズ大会やってても「そんなにぼけんでいいのに」と思うほど笑わせてくれます。お笑いのレベルは高いです。私なんか二軍の補欠程度の実力(?)でした。
そういうこともあって笑いの閾値が上がったのでしょう。昨夜はM-1というのを見てたのですがクスリとも笑えず。もっとも最終のネタだけ見たので、もうみんな出がらしだったのかも。出てる人を否定するわけではありませんし、ああやってわざわざ勝ち負け決めずにずらっと並べて面白いかどうかだけ視聴者に聞いてみてもいいような気もします。
漫才というとなんか一つギャグがあってそれだけで笑いが取れる場合や、あるいは横山やすし師匠やアホの坂田師匠のようにいるだけで面白いスーパースターがいる場合を別にすると、そのときの空気や客層によって受ける受けないが変わってくるような気もするんですけどね。そんなに面白いと思わなかったのが何回も見てるうちに面白くなったり。
学生時代の話ですが学内で時折行われる講演会も気が利いていて、横山やすし師匠が来たこともありました。大教室で500人ほどであの人の話を聞くのもなかなか乙であったと。そのときの質疑応答で「注目しているお笑いの人は?」との質問に対して、師匠は「ポップコーンっちゅう双子の漫才がおもろいと思う。あとはさんまやね。あいつはなんだかんだいってなんとかしよる。」と言ってました。
さらに自分の弟子の横山たかし・ひろしについては「あいつら『わしゃ大金持ちの息子じゃけんのぉ』っちゅうネタ教えたらず~っとあればっかりやりよる。」と嘆いておられました。が、このたかし・ひろしは今見るとすごく面白いです。さすがに「大金持ちの息子」から「おぼっちゃま」に変わりましたが。(って、同じか?)
ちなみに漫才で好きなのは阪神・巨人、おぼん・こぼん、など。レツゴー三匹も好きでしたが今はやってないのかな? コメディNo.1も好きでした。カウスボタンも昔は好きだったんですけど。
そういえば、30年位前だと思いますけど道頓堀アワーに「東京より来演」として「東京ヴォードヴィルショー 佐藤B作&三木まうす」というコンビが出てたことがありました。結構勇気がいるのではないかと。
ところで道頓堀アワーというのは全国ネットだったのでしょうか?