日本映画専門チャンネルで「服部半蔵 影の軍団」の再放送をやってます。元々は1980年にフジテレビ系列で放送してたドラマですが、何がどうかといって音楽:渡辺茂樹、演奏:スペクトラムというところが注目です。
これのテーマ曲については「ちょんまげ天国」という時代劇音楽を集めたCDに収録されてますので、今ではすっかりお馴染みでしょう。(なのか?) 再放送は一切見たことなかったので今回録画してみました。番組内に流れる音楽でもほのかにスペクトラムの香りがするのでナイスです。
「ほのかに」というのは、演奏してるのは確かに本人達でしょうが、MIXというか音作りがスペクトラムのアルバムとは全然違うのでその辺は「おおっ!」と思うようなものはありません。こまめに音を重ねて練り上げたという感じじゃないですしね。
ただしドラマとしてはアクションあり、サスペンスあり、お色気ありで結構楽しめます。(なにしろ舞台が銭湯ですから「時間ですよ」並みにサービス良いです) ちなみに服部半蔵といえば伊賀の忍者で、真田十勇士でお馴染みの霧隠才蔵も服部才蔵でしたからあの人も伊賀ですね。
忍者といえば猿飛佐助が有名でこちらは甲賀ですが、あの人は架空の人物だそうです。伊賀がどうで甲賀がどうで風魔はどうだとかいうのは司馬遼太郎先生の「風神の門」とか「梟の城」とか読むと結構わかりやすいです。
なお、このドラマのエンディングテーマが岡林信康氏の「Gの祈り」でした。結構ヒットしたようです。いい曲ですがドラマのイメージとはちょっと…。