NHK大河ドラマ「龍馬伝」は昨日が最終回でした。私はというと途中で一旦脱落したものの、後半はほとんど見ました。初回のレビューはこちらですが、今読んでみても結構最初から評価は高かったですね。そのまま最後まで面白かったと思います。
今は司馬遼太郎先生の「竜馬がゆく」を読んでますので、幕末の土佐藩関係もかなり強くなってきました。思えば今年の初めは土佐の上士とか下士とかいうのはわからなかったのですが、今はバッチリわかります。下士というか郷士といえば、薩摩藩とか土佐藩とか維新で活躍した人はそちらの方が多かったわけで、結局既得権益にしがみついている人は事なかれ主義に走り世の中は変えられないってことですね。
開始当初は、昨年末のドラマ「JIN-仁-」での内野聖陽氏のイメージが強くて福山氏は苦労するんじゃないかと思ってたのですが、早々にそれは克服できたと思いますし私個人の福山評価は高いです。うちの妻もこのドラマを見て「福山が好きになった」そうな。(いえ、抱かれたいとまでは言ってませんが)
それにしても、司馬先生が「竜馬がゆく」を連載してたのは1960年代半ば。連載開始は私が生まれる前なのですが、今になってようやく読んでるという…。今回のドラマはもちろん別の原作ですが、幕末あたりは記録が多く残ってるのでそれぞれ読んでみると当時の様子もよくわかるでしょう。幕末から明治維新にかけての歴史を知らずして、現代社会は語れないような気もしてます。たとえば「翔ぶが如く」を読めば日本の警察や軍隊がどんな感じで始まったかがなんとなく理解できるのですが、それを知らない人とはもし一緒に裁判員になったりしてもまともに語り合うのはイヤだなぁとか思ったり。
なんて言いながら自分もつい2年くらい前までは全然幕末の歴史がわからなかったので偉そうにはいえません。それでも徹底して読んでやろうと思って今もまだ幕末オタク継続中なので、なかなか抜けられないというか極められません。
ところで、龍馬伝の平均視聴率は昨年の「天地人」には及ばなかったのですと。意外ですね。私は「天地人」こそは早々に脱落してしまったのですが。恐るべきはやはり子供店長でしょうか? なんにしても、あの辺の時代ってあんまり興味ないんですよね。ということで来年は見ません。多分。