法務大臣か誰かが妙なこと言って国会で問題になってました。んで、撤回するだの取り消すだのと言ってますが、一回言ったことを取り消すってのは無しですよね。たとえば子供がケンカして「バーカ、カーバ、チンドン屋 おまえの母ちゃんペタジーニ!」とか言ったとして、言われた方がそれで傷ついて自殺しちゃったりしたら、あとで取り消すとかっていっても戻ってくるわけじゃなし。
そもそもあとで取り消さねばならないようなことを言う方がおかしいのですが、そういう人が政治家やっててしかも大臣になってるというのはいかがなものかと。さらに、言った内容が「バカじぇねーの」という感じで余計いけません。
ですが、政治の世界は別にして発言を取り消したりした方がロマンチックな状況を考えてみましょう。場面は夕暮れ時の桟橋、登場人物は男と女。女は来月に親が決めた相手と結婚することになってて男は幼なじみ。
で、男がポツリと「なんだかんだいって、お前のことを一番思ってるのは俺なんだけどな…」とつぶやいて、女は聞こえてたんだけど「え、なに? もう1回言って…」と聞いたりして、そのときに男が「あ、いや別に何も言ってないよ」、女が「ウソ」、男は「いやさっきのは無し。さ、帰ろうか。とにかく幸せになるんだぜ。」とかいうの。こういうのはアリなんじゃないでしょうか? もしかして北方謙三なら本当に言うかもしれませんが…。
なんにしても、大臣のなんとかさんは見苦しいです。おまけにバカだし。ああ情けない。