世間でピケティが流行ってると聞いたので、「それって美味しいのかなぁ」と思ってたら食べ物じゃなくて経済学者だったんですね。(と、お約束のボケ) で、「21世紀の資本」が5500円もすると知って衝撃を受け、なんとかお手軽に理解しようと書店に出かけたところ東洋経済もダイヤモンドもピケティ特集。
どっちも似たような感じだったのですが、立ち読み比較の結果ダイヤモンドを買いました。まぁ池上氏が表紙にいるだけでわかりやすそうだと思ったのと、書店の並べ方が圧倒的にダイヤモンド寄りだったので、多分こっちのがいいんだと思った次第。
で、なんだかんだ行ってピケティ氏の説では「資本収益率(r)>経済成長率(g)」という不等式が注目だとか。結局景気がどうあれ資本家の方が労働者より儲かる仕組みに世の中がなっているってことですが、今さらそんな事を言ってウケるのが衝撃。さらに世界中でこの本が売れているのに、その不等式になる理由は分からないって言っているとか。
いくら有名な経済学者がいても景気は改善できないし、経済学が発展することによってかえってリーマンショックに至るようなハイリスクな金融商品が生まれたりと、今さら経済学者に期待することは何もないとあらためて思ったのでした。
中2の頃ですが、王選手が年棒1億とか聞いて担任の先生が「利子が5%なら銀行に預けるだけで500万か? はよ1億ためんといかん!」と力説してたのがいまだに頭に残ってて、金利が安かろうが株価が安かろうが、結局元手がいっぱいある人は冒険せずとも貧民より儲かるってのは考えんでもわかりますのにね。
子供に格差社会を実感させるには、トランプの大貧民で徹底的にいじめてやるのがいいのかもしれません。革命の快感を覚えるのは困るのですが、もしかしてそっちこそ覚えたが方がいいのかも。