奥田作品はほぼ読んでるつもりが「これ読んでない!」と見つけたのがこの本。早速読んでみたら、小説ではなくエッセイというか本人の音楽的青春記でした。「なんだ小説じゃないのか」と思ったのですが、これはこれで凄く面白いです。
この人は私より4歳上なのですが、話の中に出てくる音楽の話はほとんど全部わかります。(聞いたこと無いレコードは多いですけど) あとは、デイブ・メイスンの大ファンと知ってますますこの人が好きになりました。私なんぞはクラプトンよりデイブ・メイスンの方がかっこいいと思ったり。
「野球の国」も面白かったけどこれも面白いです。洋楽はラジオで聞いたり、テレビだとNHKの「ヤングミュージックショー」だったりしたもので、これを読んでると昔のことをあれこれ思い出します。まぁ私は洋楽の方に行かず、ニューミュージックとアイドルポップスばっかでしたけど…。