今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

先週の朝まで生テレビ

2008年04月30日 | ニュースに一言
 今更朝ナマでもないでしょうと思った上に「あれ? 聖火リレーの問題じゃないの?」とも思ったのですが、テーマが「新しい貧困」とうことだったので録画して見ました。結局ワーキングプアとかセーフティネットとかそういう話題です。

 パネラーは、片方が奥谷 禮子(ザ・アール代表取締役社長、経済同友会幹事)、世耕 弘成(自民党・参議院議員、参院 議院運営委員会筆頭理事)、堀 紘一(ドリームインキュベータ会長)、松原 聡(東洋大学教授、経済政策学)、渡邉 正裕(マイニュースジャパン代表、元日経新聞記者)など。

 反対側が山井 和則(民主党・衆議院議員、党ネクスト厚生労働副大臣)、雨宮 処凛(作家、非正規雇用を考えるアソシエーション会員)、河添 誠(首都圏青年ユニオン書記長)、龍井 葉二(連合非正規労働者センター総合局長)、森永 卓郎(独協大学教授、経済アナリスト)、湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務局長、NPO法人「もやい」事務局長)など。(これまで敬称略) 単純にいうと「体制側」と「反体制側」とでもなりますでしょうか。

 スタジオの一般人も団塊の世代と若者に別れるという図式。局側ではそういう世代的な対立も見せたかったのでしょう。

 内容がどうだったかというと、ところどころエキサイトするところもあったのですが全般的に議論が噛み合わず。パネラーが出す資料がそれぞれ独自のものなので、「それはどこの資料ですか?」「それは捉え方がおかしいですよ」なんて感じで言い分がまったく平行線なんですね。

 スタジオの人たちも団塊の世代は「若者の勤労意欲が低い」といい、若者側は「働いても働いてもその日暮らしの収入しか得られずステップアップできない」という感じで対立がありました。

 実のある話はなにも無かった中で、最後に堀紘一氏が言ったことは印象に残りました。日本経済が再生するためにどうしたらいいかということで「日本人の特性としては、真面目にコツコツやること、和を以って貴しとなすというお国柄なのでチームワークを活かした仕事、あとはモノづくり、の三点」というの。

 モノづくりについては、韓国や中国に出来ないものを作るという話でした。なおかつ、「日本人はお金の事をいうと卑しいという風潮があるのでマネーゲームでは欧米人に負ける。ITでは教育環境の違いでインド人などには絶対勝てない」ということも言ってました。具体性には欠けますが、まぁ的を得た意見でしょう。あの人の髪型は許せませんが体制側の人の中では唯一若者の言う事に聞く耳も持ってるようにお見受けしました。

 まぁそれはそれで、この番組見ててイライラするのは司会の田原氏の言い草。もうあの人も終わりです。森永卓郎氏とかは私は結構好きなんですがボロカス言われてますものね。なんかやたらと人にレッテルを貼りたがるし。

 ということで感想はもっともっと書きたいのですが今日はこの辺で。なにしろ我が家はもう何年かで娘1号が就職する年代ですから若者の貧困問題は深刻です。「気合が足らない」「勤労意欲が低い」ということで済まされないのが現状だと思うのですが。

 それにしても渡邉氏が言ってたのですが、高収入の仕事の例えとして「フジテレビに内定した段階で生涯賃金7億というのが確定する」のですと。今回の番組で「収入上げたければスキルを上げろ」という声が相当あったのですが(もちろん体制側から)、フジテレビ社員は日本一スキルの高い人たちなんですね、きっと。私がスタジオにいれば「テレ朝社員よりもフジテレビの社員の方が格段にスキルが高いってことか!」と突っ込みを入れたでしょうに。残念。

大手マスコミの皆さん、早く目覚めて下さい

2008年04月29日 | ニュースに一言

 我が家の現在の購読紙は朝日新聞。別に新聞はどこでもいいのですが、一定期間ごとに変えればその都度契約のサービス品が貰えるということでこれはどこのお宅でも似たようなものでしょう。変えるときは大体3ヶ月ごとなのですが、読売のみ勧誘員がタカビーで半年ずつの契約しかさせてくれないとか。

 その朝日新聞ですが、今回の長野聖火リレーでの中国人留学生大量増員が当局による計画的なものだったことを、本日の朝刊にてきっちり書いてました。<「聖火応援隊」やっぱり動員 中国当局が旅費負担> なので「朝日もやるじゃないの」と思ってたら、やはり所詮朝日は朝日だったと。

 27日付け朝刊にて<騒然長野聖火リレー 投げ込み・乱入など6人逮捕>という記事がありましたが、これによると逮捕された台湾の男は「中国人がたくさんいたので興奮した」とのことでした。

 が、この逮捕された男性について産経新聞大阪版では<「フリーチベット」の叫び届かず亡命2世 泣きながら乱入 聖火リレー>という記事になってたそうです。この男性タシィさんは<中国のチベット侵攻後の1959年、チベットからインドに亡命し、その地で生まれた。>とのこと。

 さらに<父親は紛争の最中、政治的理由で中国公安当局に拘束され、死刑を宣告された。しかし執行の前日、一か八か、小さな窓から絶壁に向かって飛び降りて脱走、一命を取り留めた。その後、夫婦で当時7歳だった兄を連れて2週間かけて、命からがらヒマラヤ山脈を越えた>のだとか。

 これについては、聖火リレー開始前にたまたま産経新聞がタシィさんに話を聞いていたそうで、記者が沿道で細かく取材して回った成果でしょう。彼からは「チベット独立は両親の悲願でもある。それを実現するためには、残りすべての人生を犠牲にする覚悟がある」というコメントを取ってたそうです。

 この記事によって彼が「中国人がたくさんいたので興奮した」のではないことは明白なのに、その後朝日はもとよりどこの新聞も書かないんですね。私は勝谷誠彦氏のメールの読者なのでこの件を知ったのですが、勝谷氏は昨日の日テレ「スッキリ!」にて紹介したそうで、それがJ-CASTニュースにも出てました。→<「長野聖火」の逮捕者「実像」  伝えない日本メディアに勝谷苦言> ようやく広く知られることとなったわけです。この男性については、威力業務妨害罪にて10日間の拘留が決まったという話もあるのですが、胡錦濤国家主席来日の前にはマスコミを彼に接触させたくないというお国の事情でしょうか。

 それならそれでマスコミがもっと騒げばいいものの、日本の大手メディアなんて規制だらけで、あたかも「大本営発表」。(まぁ「スッキリ!」のスタッフはアッパレですが) そんなことを考えてたら、大本営発表といえばこちらはわが国の比ではなく、特に極めつけはこれ→<長野聖火リレー、感動を呼んだ職員のおじぎ>

 ちゃんと長野聖火リレーの動画もありますので、編集の妙を楽しみたい方はこちらもどうぞ。これらを見てるといくら大手マスコミが屁タレでも日本に生まれて幸せだったと思います。

 先日の真っ赤になった長野駅前についても「赤すぎる…」と愕然としたのは事実ですが、中国の旗もチベットの旗もあって少ないながらも日の丸も振られていたということで、「ここでは各自やりたいようにできる自由がある」ということを中国の若者に知ってもらう機会になったかも、と思うようになりました。中国国内では報じられないのが残念ですが。

 ということで本日のタイトルは小川直也モードでした。今の若い人は知りはれへんやろなぁ…。


尾崎亜美コンサート2008

2008年04月27日 | 尾崎亜美

 昨日は尾崎亜美さんのコンサートに行ってきました。会場は大田区民ホールアプリコ。あいにくの雨でしたがここは駅から近いので移動は楽です。(もっとも我が家から蒲田駅までは相当遠いですが…) ここの会場はロビーも広いしホールも綺麗だしステージも広いし椅子も結構ゆったりしてるしすごく良いホールです。

 会場に入った途端ステージにドラムセットがあるのを見て「おぉ!」と喜びました。ということで今回のバンドメンバーは、小原礼さん(Bass)、是永巧一さん(Guitar)、矢嶋マキさん(Key)、アーミンさん(Drum)という構成。(ドラムの人は本名が難しいので。オーストリアの人だそうですが…)

 矢嶋マキさんは30周年記念コンサートをはじめ先日のテレビでのサディスティックアミバンドでも共演してたし、アーミンさんも30周年記念コンサートで数回演奏してたのでバンドの息はバッチリ。ドラマーがいると亜美さんの弾き語りの曲とのコントラストが大きくて、ハードな曲の盛り上がりは凄いです。(当然ですが) 今回はメドレーやアンコール含め全23曲ほど堪能させていただきました。

 まだこの構成でのコンサートが各地であると思うのでセットリストすべては書きませんが、私もライブでは初めて聞いた曲が4曲ほど。最近作った「北名古屋音頭」なる新曲もフルサイズで披露され大感激。(大爆笑という声もありますけど)

 亜美さんの方はグランドピアノといつものmotifに加えて今回はアコギも2曲披露。「右手の爪が削れてしまう」と言ってたのですが「明日はきっと晴れるだろう」での激しいピッキングは相当凄いです。あれは結構威張ってよいのでは?

 またハンドマイクでの歌唱もあったのでそちらも満足。相変わらずMCも冴えてますし、尾崎亜美というと「ピアノ弾き語りでしっとり…」という印象の人はかなり見方が変わったと思いますが、あれも尾崎亜美、これも尾崎亜美ということで私にとっては見るたびに新鮮な感動があります。堪能させていただきました。

 なお、もう一つの新曲は北海道や青森の人は戸田恵梨香さん出演のCMで既にご存知かもしれませんが、そちらは全国発売されるかもということです。楽しみに待ちましょう。ということで、これからお近くの町で亜美さんがライブをやる場合は是非足を運んでみて下さい。ライブ予定は尾崎亜美研究室でもご覧になれます。

 そういえばたまたまコンサート前日に車で「POINTS-2」を聞いて「これもいいんだよね~」とか思ってました。なんかの縁でしょうね。オープニングの曲は予想が外れましたけど。写真の方は昨日会場で買った新デザインのTシャツ。黒が私ので紫が妻のです。一応ペアルックでしょうか。


赤すぎる…

2008年04月26日 | ニュースに一言
 長野での聖火リレーの様子をテレビで見てますが、長野駅前が真っ赤になってて唖然。圧倒的な数の力の前では何事も押さえつけられてしまうのを実感し、なんとも空しいものを感じます。せめて五輪の旗を振ってもらえませんでしょうか。

 今回の映像を見た世界中の人に、長野は中国の一部か植民地だと思われるようになるかも。いや、元々思われてるのか。なんにしても結局聖火が世界中を回るのは、平和の祭典の象徴としてではなく中国の国威発揚のためというのがわかりました。今更言ってどうなるものでもありませんが。

映画「小林少女」

2008年04月25日 | こんなの考えました

 念のために言っときますと「ショウリンショウジョ」ではなく「コバヤシショウジョ」です。このたび「小林少女」という映画の企画を考えました。小林さんちのお嬢さんの成長記録であって、誕生パーティーから始まって幼稚園のお遊戯会とか小学校の運動会とか音楽会を撮影したビデオを借りてきて映画にするというのはいかがでしょう。

 高校ではアニメ研究会に所属して「マクロス部」で活躍しているということにしておけば「少林少女」と間違って見に来る人が300人位はいると思います。

 もちろん関連グッズも必要で、これの一押しがこちら。要するに小林佃煮というメーカーの「食の駅伝 くるみ小女子」という製品なんですが

小林小女子」

として販売すればこちらも大ヒット間違いなし。映画館の暗闇で手づかみで佃煮を食うことに多少の抵抗はあるかもしれませんが儲けは山分けですよ。全国トホホ系ロードショーということでどーですか、お客さん。

 しかし、考えてみれば小林さんという知り合いがいないなぁ、残念。もちろん元ネタについても、「柴咲コウがなんで“少女”やねん!」という声があるでしょう。私もそう思います。まぁ別にいいですけど。


アルピニストからの緊急提言

2008年04月24日 | ニュースに一言
 発売中の雑誌「SAPIO」5月14日号にてアルピニスト野口健さんが緊急提言として「二度と登頂できなくなっても私は訴える チョモランマ『死の聖火リレー』の言語道断」という文を寄稿されています。

 野口さんによると、中国は環境破壊やチベットに対する弾圧・文化的ジェノサイド(虐殺)の実態を隠そうとしているだけではなく、聖火リレーの特別ルートとして予定しているチョモランマ登頂の無謀で危険な計画も報道されたくない、のだそうです。

 今回の3ページに渡る記事のポイントは、チベットで行われている「近代化という美名の下の文化的ジェノサイド」を明らかにすることと、「チョモランマでの無謀な聖火リレーで死亡事故が起こる可能性もある」という点。そして中国はそれを国際社会に絶対に知られたくないということも書かれています。

 このチョモランマでの無謀な聖火リレーにあたっては中国隊以外はチョモランマに登頂できないように規制していること、ネパールにも圧力を掛けていることなどを日本の新聞記者に話し記事にしてくれるように頼んだところ、「北京オリンピックが終わるまでは中国を刺激する記事は掲載できない」としり込みされたとか。しかもそれは保守系の新聞だったそうです。

 このことを今回公のメディアに書いたことについては、「中国のブラックリストに載せられ、二度とチベットルートを利用できなくなるかもしれない」という危惧はあるそうですが、「事実を知りながら発言しないことは、間接的にチョモランマの環境破壊、チベットに対する文化的ジェノサイドに手を貸すことになる」とも書かれています。

 野口さんがここまでの決心をして書いた文章は少しでも多くの人に読んでもらいたいです。SAPIOと聞くと敷居が高いと感じる人も中にはいるかもしれませんが、この文章の全文と写真を見るためだけでも今号は買いです。もちろん、野口さんはブログでも環境問題や人権問題など様々なメッセージを発信していますが、大手出版社の雑誌での記事となるとやはり注目でしょう。

 メディアの腰が引けてるといえば、一昨年チベット人がナンパ・ラ峠を越えようとしていたところ中国国境警備隊に発砲され二人が死亡したという事件のこともそう。初めはシラを切っていた中国当局も、たまたま撮影していたルーマニアの登山家がインターネットに映像を流したことから認めざるを得なくなり「自衛のために発砲した」と釈明したとか。

 このあたりの話も日本では大きく記事になることはないのですが、数週間前のTBSサンデーモーニングにて江川紹子さんがこの件を話したところ他のコメンテーターは一斉に沈黙してしまったという光景を見ました。TBSテレビの屁タレぶりはいまさら言うまでもないですが、日本の場合北京オリンピックの影響だけでなく胡錦濤総書記の来日も控えてるのでメディアへの締め付けが相当厳しいことは想像に難くありません。

 しかし、だからといってチベット問題に蓋をしてしまえば、世界中から日本が人権に対して極めて意識が低い国だとみなされてしまうのではないでしょうか。腰が引けてるといえばメディアだけじゃなくて国連もそうなのですが。まったくなぜこれだけ知らん顔できるんだか。

チープとリック

2008年04月22日 | 日記・雑記・ただの戯言
 チップとデールではありません。昔はチートリと聞くと「チリトリみたい」と思った程度でしたが、なんか30年ぶりに武道館ライブをやるのだとか。その関係でラジオでもチラホラ曲がかかってます。

 彼らの全盛時というと私は高校生だったのですが、曲は全然聞いたことありませんでした。で、今聞いてみると「結構いいバンドかも」と思ってしまいます。私はロックはロックでもどちらかというとポップなのが好きなので。あとはグループ名が結構かっこいいと思います。昔は全然意識しませんでしたが。

 言葉遊びでいうと「アリスとテレス」というのが面白いと思ったのですが、あれは天才秀才バカのネタでしたか。ロックバンドの名前でいくと「スーパーとランプ」というのもありますが「さくらと一郎」はダメでし。あとなんかあるかなぁ…。(なんでこだわる?)

今年も楽器オフの季節です

2008年04月21日 | スペクトラム(ブラスロックバンド)

 楽器オフといえば私にとって「スペクトラム&新田一郎ファンのHP」が毎年5月に実施している「楽器持ち寄りオフ」のこと。なんと今年で10周年だそうです。

 私なんぞはこの会がきっかけでスペクトラムのコピバンに参加してしまったというほどですが、今回も我がReSPECTからは2号(Tp)、4号(Ba)、5号の私(Gt)、6号(Key)、7号(Dr)、8号(Per)が参加予定。(ちなみに1号は役者デビューのためお芝居と重なって欠席、3号は仕事の都合が不明です)

 現在のところ楽器隊は上記以外に常連のトロンボーン奏者と初参加のベーシスト、それにキーボードとドラマーもいるとか。「スペクトラムの曲なんて難しい~」なんていう声もあると思いますが、そこはそれ。場の雰囲気でなんとかなるもんです。(なるのか?)

 いずれにしてもいわゆるオフ会ですので、割り切った大人のお付き合いとか張り切った大人のどつき合いとか、そういう感じです(?)。楽器できない人は歌えばいいし、歌も歌えない人は踊ればいいし、歌も踊りもダメな人は手拍子足拍子でどうぞ。

 ということで関心を持った方はこちらのHPのオフ会掲示板をご覧下さい。今年は5月3日ですよ。


Seven Years in Tibet(ネタばれあり)

2008年04月20日 | 映画
 映画「Seven Years in Tibet」(7イヤーズ・イン・チベット)を見ました。1997年のアメリカ映画です。ご覧になった方はどれくらいいるでしょうか? 私は10年ほど前に見たのですが細かい内容を記憶しておらず、今回チベット問題が語られる中「そういえばあの映画」と思って借りてきました。

 とはいえ3週間ほど前からビデオ屋に行く度にレンタル中だったので、うちの近所でも少なくとも3人くらいは見たでしょう。

 ストーリーとしては、オーストリアの登山家が第二次世界大戦のさなかに様々な事情からチベットにたどり着き、彼がそこで過ごした日々と若き日のダライラマとの交流を描くというもの。

 中国がチベットにどのようなことをしたか、なぜダライラマがインドにいるのか、そのあたりを知りたい人は入門用としてよいかもしれません。(ダライラマがどういう人かというのは、チベットの人々の接し方から察するしかないのでそちらは別途調べねばわかりませんが)

 見た感じ若き日のダライラマがすごくお茶目に描かれててニンマリしてしまいますが、先日の来日時の記者会見を見ると現在のご本人もそういう面がありますよね。ただ映画の中で外国の映画を見ながらポツリと「何十年か経って世界中の人が『チベットの人たちはどこへ行ってしまったのだろう』って言うのかな」というシーンにはホロリと来ます。

 チベットの映画だと意識しなくともブラッドピットを見るためでもよし、ヒマラヤ登山のシーンも見ごたえあるし、いろいろ見所のある映画です。Wikipediaによるとこの映画のおかげで、監督と主演男優の二人は生涯中国への出入りを禁止されたとか。

 この機会にみなさんもぜひご覧下さい。公開から10年以上経ってますが、今こそ!という感じではあります。

二番煎じに一つ足して

2008年04月19日 | ドラマレビュー
 テレ朝にて金曜日21時から「パズル」というドラマが始まりました。概要としては「個性あふれる登場人物たちが不可能犯罪解明と宝探しに挑む超本格ミステリー」だそうです。

 主役の女教師が石原さとみ。これが「英語が出来ないくせに生徒の前では超横柄な女英語教師」という設定。その彼女が3人の教え子達を引き連れて事件解決に取り組むということで、要するに「TRICK」の二番煎じに「ごくせん」をふりかけたようなもの。

 「性格設定が山田奈緒子で職業は教師」というような色が濃すぎて、さらに犯行現場の雰囲気や登場人物、音楽まで明らかに「TRICK」を意識しているので「これはあまりにも露骨では?」と思ってしまいました。それも「ごくせん」の新シリーズ開始の前日に。

 ただプロデューサーと脚本家が「TRICK」と共通しているので(蒔田光治氏)、「似ている」というのは「似せて作っている」ので当然といえば当然でしょう。そうなると「今のセリフ、仲間由紀恵だったら面白かっただろうに」とか思ってしまいまして、石原さとみも大変でしょう。が、これを引き受けた時点で本人も周囲も覚悟の上でしょうから頑張ってもらいましょう。

 何がどうかといって「面白いか面白くないか」というと「わりと面白い」というあたり、スタッフがツボを知ってるということでしょう。パターンといえばそうなのですが。

 ということで皆さんはどう評価されましたか?(実際見てない人が多いような気がする時間帯ですが。)