今朝の「題名のない音楽会」の話。視聴者からの質問で「もし、バイオリンの演奏中に弦が切れたら?」というのをやってました。佐渡さんとかキャリアの長い指揮者の方は年に1回くらいは見るそうで、特に珍しいことではないとか。
そして結論として手順は以下の通り。ソリストの弦が切れたら、後ろに座ってる人のバイオリンと取り換えて、後ろの人はそのまた後ろの人から楽器を借りて弦の切れた楽器を後ろに送って、そうやって自分の楽器を渡してしまった一番後ろの人が弦の切れたバイオリンを舞台袖に持って行って取り換えて来ると。
ロックバンドだとスペアのギターをステージに置いとく場合も多いですが、オーケストラの場合は人数が多いので各自が一台ずつスペア楽器を持ってくると大変なことになるそうです。また、ローディーが舞台袖で控えてるなんていう人手もないそうな。
かのパガニーニは弦が切れた時に残った3本で演奏しきったという話もあるそうです。バイオリンの弦の張替ってやったことないですけど、糸巻が小さいから大変そうですよね。私は幸いステージで弦が切れたことはないですが、自宅では何回か。まぁ弦が古かったんでしょうね…。