今日のひとネタ

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大人になった証拠でしょうか>男一匹ガキ大将

2014年08月22日 | 日記・雑記・ただの戯言

 引き続き「男一匹ガキ大将」の話ですが、昭和51年発行の集英社漫画文庫版を読んどります。いよいよ第9巻「暴走列車を止めろ」に入ったのですが、随所に「お前、どう考えてもおかしいやろ!」というツッコミだらけ。

 ちょっとシチュエーションを説明すると次の通り。<水戸のおばばの孫娘のハニートラップに引っ掛かった万吉親分が駆け落ちしようとした列車が、台風による鉄橋の崩落で途中で引き返すことに。しかし下り列車はブレーキ故障で崩落した列車に一直線。「この仕事親分以外にできる人間はおまへんで!」と子分のラッパに言われて万吉は女を捨てて壊れた鉄橋の再建に…>というものでまぁシチュエーションとしてはよくあるものでしょう(?)。

 が、なんで国鉄でもなく運輸省でもなく万吉一家が鉄道崩落をなんとかせにゃならんの? また、別の場所で喧嘩をしていた子分を引き連れて現場に行って「かたっぱしから材木を切り出せえーっ」「おんどれは上りのほうの線路をひっぱがせーっ」とか言うのですが、誰もなんも道具を持ってないのに鉄橋を支えられるだけの材木をどうやって切り出すの?と思うわけです。

 それが子供の頃はなんの疑問も持たずに「これは万吉親分しかできん」と思ってたわけで、その辺をいちいち突っ込んでたらこの漫画には没頭できんわけです。細かいことが気になるのは大人になった証拠で、いちいち気にせずに万吉親分に惚れられるというのは子供なのでしょう。どうも子供の方が幸せな気がしますが、「この問題は細かいことか?」というツッコミを入れるようになると完全にアウトです。

 果たして人力で柱を支えて列車は大惨事を乗り越えたわけですが、その続きを読まねば…と思ったら、実家から持ってきた文庫が歯抜けで10巻がありません。むぅ~買って来ようかなぁ。