朝ドラ「半分、青い。」終了しました。途中何回か抜けたところもあるのですが、一応最後まで見たので、脱落しなかったのは2016年の「とと姉ちゃん」以来となりましょうか。
このドラマについては何回か話題にしてるのですが、私の感想の変遷は
4月
>さて、私は早々に脱落するのか、半年後に「面白かった~!」と言うのか。
5月
>「半分、青い。」については「まれ」にならねばいいと思ってたのですが、今のところ脚本がしっかりしてると思います。さすが実力ありますね。まだ油断できませんが。
7月
>で、何がどうかというと「半分、青い。」は面白くないことはないのですが、ここからしばらくが正念場というか、私自身脱落しないかというのが焦点です。
8月
>今のところ「まれ」にはなっておりませんが、また違う世界に行ってしまったように思います。
という流れでした。
結果として脱落はしなかったものの「面白かった~」とはならず、「なんじゃこりゃ?」と思いながら最後まで見たという形です。
片方の耳が聞こえなくなって雨の日も雨音が片方しか聞こえず、「半分は晴れてる」というアイディアは結構良いと思い、そういうヒロインが漫画家を目指すというのはなかなか、と思ってたわけです。が、漫画家は早々に引退しいつの間にか片方の耳が聞こえない話はどっかへ行ってしまいました。
序盤は脚本が結構いいかと思ったのですが、終盤では扇風機を作ることがテーマになったり、唐突に東日本の震災が出てきたり、子供が全然大きくならなかったり、やたらと過去に絡んだ人物を登場させて感動させようという意図に脚本の破たんも感じ、やはり半年の長丁場は大変なのだなと思い知りました。(意見には個人差があります。)
私の言う「まれになる」というのは、「最初はいいかと思ったのが途中から話が単調でクソつまらなくなってしまうこと」であり、「半分、青い。」は単調でクソつまらないわけではなかったものの、特に評価はできないという結果です。風吹ジュンは好きだがナレーション良くなかったし、星野源も好きだが主題歌もあんまり…、と。
良いドラマだと、リアリティとかは別にして画面に出てくる場面以外にも登場人物達がそのままどこかで生活しているような、カメラに映って無くても勝手に過ごしているような感覚を持つのですが、これはまったくそれは感じず。脚本の無理矢理感がそうさせるのでしょうか。
ただ収穫としては、主演の永野芽郁さんが近年の朝ドラヒロインの中では一番いいかもと思いました。既に映画に出たりCMに出たりしてますが、彼女には今後いろんな役をやって欲しいと思い、そこは今後期待したいところです。
と、あれこれ批判的なことを書いてますが、なんだかんだ言って最後まで見続けたのでそこは評価しておきましょう。とにかく「朝ドラはどうあるべきか」とか「どうやれば半年間ちゃんと話が続くのか」とか、勝手に考えてしまうドラマでした。