そこで気になるのは来年以降のランスとコンタドールの動き。
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現役最強のコンタドールと絶対君主であるランスがこれ以上相容れないのは、今年のアスタナを見れば一目瞭然。さらにドーピング陽性反応で出場停止処分だったヴィノクロフがアスタナへの復帰を熱望している。もともとアスタナはヴィノクロフのために作られたチームなので至極全うな意見なのだが、ランス&ブリュイネール色に染まったアスタナに戻るの至難の業。そこでヴィノクロフは「自分を取るかブリュイネールを取るか二択だ!」とまで言ってのける。これによってブリュイネールは今期限りでアスタナを離れることを表明。
しかし捨てる神あれば拾う神あり。先日ランスが以前から噂になっていた新チーム立ち上げを発表。来年からはチーム・ラジオシャックのエースとして走ることが決定。まだ決定では無いようだが、ブリュイネールが監督になるのはまず間違いないだろう。
そして残るはコンタドール。ヴィノクロフはエースとしての復帰を望んでいるので、当然コンタドールも居場所が無くなる。しかしそんなコンタドールにも拾う神が。F1ドライバーで熱狂的な自転車ファンでもあるフェルナンド・アロンソが同郷であるコンタドールをエースに据えた新チームを発足させるんじゃないかという話がある。これは噂でも何でもなくアロンソ自身も認めているのだが、実際に発足するかどうかはまだ未定。
今のところそんな動きがあるのだが、ランス&コンタドールが新チームを立ち上げたとしても一つ問題がある。現在3大ツールと呼ばれる自転車のビッグレースは18のプロチームが優先的に出場権を得ている。新チーム発足の場合はプロチームに登録されるかワイルドカードに選ばれるかしないと3大ツールには出場できない。
まぁ、ランスとコンタドールのチームならワイルドカードに選ばれやすいだろうが、確実ではないのでここら辺はリスクを伴う。
なにはともあれ大盛り上がりで終わった今年のツール。来年も楽しみだねぇって話(・∀・)