さよならteacup

腐女の宅急便

「ピンポーン」

「ピンポーン」

「ピンポーン」

ドン、ドン、ドン、ドン「宅急便でーす」

うーん、うるさいなぁ。人が寝てるのになんだ一体……
眠気眼をこすりながら玄関に出てみると小さな箱を抱えた宅急便のオジさんが立っている。

「ここにサインをお願いします」

そういいながら差し出した小包は彼女宛になっている。
サインをしてドアを閉めようとした時に見えたオジさんの半笑いの顔が頭から離れない。

リビングの机に小包を置き内容物の欄に目を向けるとそこには「Yoshii Lovinson」の文字が……そういや彼女は大のイエモンファンで今でもロビン(吉井和哉の事を自然とこう呼んでいるオレも随分と毒されている)のファンクラブに入っていたっけなぁ………ん!?待てよ。以前から彼女がビジュアル系が好きだと言う事を知っていたため気にとめなかったが、ビジュアル好きと腐女子には少なからず関係があるんじゃないか?
最近DSの「ときめきメモリアルGirl's Side 1st Love」で腐女子に目覚めたかと思っていたが、何の事は無い。昔から腐女子だったのではないか!!

そう考えると今までの出来事が走馬灯のように脳裏を駆け巡り、あの時のあの行動、あの言動、あの仕草……全てが腐女子ならではのものではなかったか?うーん、なにやら目眩がしてきた。
あの宅急便のオジさんの半笑いもそうだ!!「おまえか!腐女子と住んでいるという気持ち悪いヤツは……おまえみたいにキモイヤツは死んでしまえ!」そう、きっとそう思っての半笑いに違いない。

と、まぁここまで書いて何だがオレもオタクだからいいけどね( ´∀`)
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