このところ毎日WOWOWオンデマンドでエキサイトマッチの過去放送を観ている。そのおかげでボクシング熱が急上昇してきて、先日行われて物議を醸した亀田大毅の世界戦も観たのでそのことを書こうかと思う。
変な煽りVTRやCMが嫌なので当然録画して観たのだが、ここでまさかの落とし穴。なんと大毅×ソリス戦の8R途中で録画が切れてるじゃないの!!放送延長までは計算にいれてなかったよ……無念。
まぁ、8Rの時点で今後の展開と採点は予想できたから良いのだけれどさ。結果から言うと大毅がスプリットデシジョンで判定負け。スプリットデシジョンってのは判定が割れることを言うのだけれど、あの試合内容で判定が割れるってんだからさすがだね。
しかし、それでも判定で負けたのには少々驚いた。何故か判定最強の亀田家において大毅だけは半ガチでやらされてる感があるのだが何故だろう?それはあまりにも大毅が弱すぎることとは無関係ではなさそうだね。
実際この試合における大毅のボクシングもお粗末だった。相手に届かない位置から無駄にジャブを繰り出し、相手が突進してきたら巧みに組み付いてクリンチ。終始この繰り返しで試合は進行していった。ソリスも離れてはクリンチの連続にイライラした様子を見せていたが、ガード一辺倒の大毅に対し決定的な有効打を繰り出せないまま終わってしまったのは残念だ。
しかし大毅にもチャンスがなかったわけではない。オレが見る限りでは左フックがソリスの顔面をクリーンヒットした場面が2度あった。が、悲しいかな、大毅の致命的な弱点はパンチ力の欠如にある。以前からパンチ力に難有りとは思っていたが、今回の試合で確信した。2度の左フックをくらってもソリスは微動だにせず。これじゃ浪速の弁慶の異名が泣くぜ……
まぁ、致命的にパンチ力が無いというのもあるが、結局のところ相手の懐に入るのを躊躇して、あと1歩踏み込めないってのが問題だ。どうも大毅のボクシングを見てるとスパーリングしているような当てるだけの軽いパンチが多い気がするんだよね。
あと、今回の試合で大いに物議を醸した「大毅が負けたのに王座防衛!?」というニュースにも触れたいと思う。世間ではこれが不可解なニュースとして取り上げられているが、ボクシングファンはおそらく「まぁ、そりゃそうなるよな」という意見で一致すると思う。
今回の試合は大毅のIBF、ソリスのWBAをかけた統一タイトルマッチだったわけだが、ソリスが前日計量で規定体重まで落とすことが出来ずに失格となったところから話がややこしくなったと思われる。
ソリスが前日計量失格の時点でタイトル剥奪。その後の試合でソリスが勝っても大毅のIBFはもちろんのこと、自身が失ったWBAのタイトルも獲ることができない。何故なら計量失格の時点でその権利を失っているからだね。対する大毅側だが、ソリスが計量失格の時点で自身が持つIBFのタイトルの移動は無し。しかし空位になったWBAのタイトルへの挑戦権はあるので、ソリスに勝てばWBA王座を獲得できる。
これがおそらく普段から海外ボクシングを見ている人の意見だろう。しかし馴染みのない人からしたら、「大毅は負けても王座を失わずに、勝てば2団体王者ってズルくね?」と思うかもしれない。つまるところ計量失格という行為がそれほど重大で、今回ソリスが犯したミスは世間が思うよりもはるかに重いということだ。
体重契約で試合が成り立つボクシングで、その体重を守らないってことがどれほどの事かは少し考えれば分かりそうなものだが、今回は統一戦ということと亀田家への先入観が邪魔して冷静なジャッジを下すことが出来なかったと考える。加えて中継でも「大毅が負けた場合はIBF王座は空位」という説明がなされていたようなので、これに騙されたという人も多いだろう。
そんなわけで試合は全部見られなかったものの、スプリットデシジョンとはいえ大毅が負けたということは正義が成されたと見るべきだ。オレは別にアンチ亀田というわけではないが、強いヤツが勝つといったごく当たり前の事が当たり前に行われて欲しいと思っているだけだよって話(´∀`)
変な煽りVTRやCMが嫌なので当然録画して観たのだが、ここでまさかの落とし穴。なんと大毅×ソリス戦の8R途中で録画が切れてるじゃないの!!放送延長までは計算にいれてなかったよ……無念。
まぁ、8Rの時点で今後の展開と採点は予想できたから良いのだけれどさ。結果から言うと大毅がスプリットデシジョンで判定負け。スプリットデシジョンってのは判定が割れることを言うのだけれど、あの試合内容で判定が割れるってんだからさすがだね。
しかし、それでも判定で負けたのには少々驚いた。何故か判定最強の亀田家において大毅だけは半ガチでやらされてる感があるのだが何故だろう?それはあまりにも大毅が弱すぎることとは無関係ではなさそうだね。
実際この試合における大毅のボクシングもお粗末だった。相手に届かない位置から無駄にジャブを繰り出し、相手が突進してきたら巧みに組み付いてクリンチ。終始この繰り返しで試合は進行していった。ソリスも離れてはクリンチの連続にイライラした様子を見せていたが、ガード一辺倒の大毅に対し決定的な有効打を繰り出せないまま終わってしまったのは残念だ。
しかし大毅にもチャンスがなかったわけではない。オレが見る限りでは左フックがソリスの顔面をクリーンヒットした場面が2度あった。が、悲しいかな、大毅の致命的な弱点はパンチ力の欠如にある。以前からパンチ力に難有りとは思っていたが、今回の試合で確信した。2度の左フックをくらってもソリスは微動だにせず。これじゃ浪速の弁慶の異名が泣くぜ……
まぁ、致命的にパンチ力が無いというのもあるが、結局のところ相手の懐に入るのを躊躇して、あと1歩踏み込めないってのが問題だ。どうも大毅のボクシングを見てるとスパーリングしているような当てるだけの軽いパンチが多い気がするんだよね。
あと、今回の試合で大いに物議を醸した「大毅が負けたのに王座防衛!?」というニュースにも触れたいと思う。世間ではこれが不可解なニュースとして取り上げられているが、ボクシングファンはおそらく「まぁ、そりゃそうなるよな」という意見で一致すると思う。
今回の試合は大毅のIBF、ソリスのWBAをかけた統一タイトルマッチだったわけだが、ソリスが前日計量で規定体重まで落とすことが出来ずに失格となったところから話がややこしくなったと思われる。
ソリスが前日計量失格の時点でタイトル剥奪。その後の試合でソリスが勝っても大毅のIBFはもちろんのこと、自身が失ったWBAのタイトルも獲ることができない。何故なら計量失格の時点でその権利を失っているからだね。対する大毅側だが、ソリスが計量失格の時点で自身が持つIBFのタイトルの移動は無し。しかし空位になったWBAのタイトルへの挑戦権はあるので、ソリスに勝てばWBA王座を獲得できる。
これがおそらく普段から海外ボクシングを見ている人の意見だろう。しかし馴染みのない人からしたら、「大毅は負けても王座を失わずに、勝てば2団体王者ってズルくね?」と思うかもしれない。つまるところ計量失格という行為がそれほど重大で、今回ソリスが犯したミスは世間が思うよりもはるかに重いということだ。
体重契約で試合が成り立つボクシングで、その体重を守らないってことがどれほどの事かは少し考えれば分かりそうなものだが、今回は統一戦ということと亀田家への先入観が邪魔して冷静なジャッジを下すことが出来なかったと考える。加えて中継でも「大毅が負けた場合はIBF王座は空位」という説明がなされていたようなので、これに騙されたという人も多いだろう。
そんなわけで試合は全部見られなかったものの、スプリットデシジョンとはいえ大毅が負けたということは正義が成されたと見るべきだ。オレは別にアンチ亀田というわけではないが、強いヤツが勝つといったごく当たり前の事が当たり前に行われて欲しいと思っているだけだよって話(´∀`)
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