休日の午後、ソファでくつろいでいるオレに嫁が話しかけてきた
裕二郎というのは新日本プロレス所属のレスラー、高橋裕二郎のことだ。ミスター・R指定のニックネームで人気を博し、ヒールユニットCHAOSに所属していた。しかしオカダカズチカや中邑真輔という新日本の看板選手も所属している同ユニット内ではそれほど存在感を示すことができていなかった。
そこで裕二郎は外国人のみで構成されているBULLET CLUBに日本人として初加入。そこから徐々にキャリアをステップアップしていく最中に首の怪我で欠場。新日本プロレスのような大きな団体では選手の数が多く話題のサイクルも早い。裕二郎のような中堅選手は1シリーズ欠場するだけでも痛手だ。
さらに以前タッグを組んでいた内藤哲也がヒールキャラとして大ブレイク。ますます裕二郎の存在が薄くなっている中で発表された年内最後のビッグシリーズ「WORLD TAG LEAGUE」のメンバーに、なんとこの中に裕二郎の名前があった。しかもBULLET CLUB所属で、新日本プロレスのエース外国人レスラーAJスタイルズのパートナーに大抜擢。
ここで活躍すれば2016年の1.4東京ドームへの出場も見えてくる……という流れの中で、AJスタイルズが腰痛でまさかのシリーズ全欠場。これがリーグ開幕前であれば代替選手を用意できたのだが、これが開幕後の序盤戦という最悪のタイミング。当然、裕二郎&AJスタイルズ組の残り試合は全て不戦敗。同シリーズで裕二郎はお茶を濁すように前半戦の6人タッグなどに出場するというハメになった。
上記のような一連の流れがあり、冒頭の嫁の発言になったわけだ。
思えば嫁と付き合い始めてから10年以上。最初はオレのプロレス趣味に対して何の反応も示さなかった嫁がここまで成長するとは思わなかった。特にこの2〜3年における新日本プロレスの情報収集に関しては目を見張るものがある。気付けば新日本プロレスのモバイルサイトに加入して選手のブログを読む始末だ。
嫁もプロレス好きになれば良いのにと思ってはいたが、いざプロレス好きになってみるとこれはこれで中々気持ち悪いものがある。まぁ、それにはアングルやブックなどの存在を教え込んだオレにも責任はあるのだけれどね。
そんなオレの気持ちを知ってか知らずか、今日も嫁はモバイルサイトで新日本プロレス情報をチェックして1人呟く。
「今日の大会、試合前サイン会はタイガーか……地方だからってファンを甘く見ちゃいけないよ(苦笑)」
おいっ!タイガーに失礼だぞ!!
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