ウルリッヒ引退

　昨年のツール直前にドーピング疑惑で解雇にされたままチームも決まらず浪人していたウルリッヒだが、このほど引退を表明した。詳しい記事はこちらでどうぞ。

　記事ではかなりウルリッヒを擁護した内容になっている。容疑が晴れたあともドイツ国内でのウルリッヒへの信頼が回復しないのを、同様の容疑でツール、チームを負われたバッソがその後イタリアでの信頼を取り戻し、ディスカバリーチャンネルと契約した事と比較している。
　
　しかしこれには９７年に２３歳という若さでツール・ド・フランスを制した後、常にアームストロングの後塵を拝し、ドイツ国民の期待を裏切り続けてきたウルリッヒへの積年の恨みが加味されていることは否定出来ないと思う。その後の成績も決して悪いものではなく超一流と言えるものだが、若くして頂点を極めてしまったためにファンの要求も高かったのだろう。

　そんじゃ最後にウルリッヒの引退後の話。

　今後はオーストリアのプロコンチネンタルチームのフォルクスバンクの顧問兼代表になることを明言。

「僕は自転車競技を欠いては生きられない。自転車競技は僕の情熱であり、僕の人生なんだ」

　応援してるぜウルリッヒ！！