今年2回目のカレーは伊勢丹のレストランフロアにある「ビストロ シェ・コーベ」の野菜カレーだ。
本当は七間町にある「旬彩 こはく」のカレーを食べようと思っていたのだが、あいにく支度中で食べられなかった。そこで残念な気持ちをツイートしたらチョイ悪友人がちょうどそのツイートを見ていて、上記のカレー屋をオススメしてくれたってわけだ。まぁ、友人もGiottoのスタッフから聞いた情報らしいのだけれどね。

土曜の昼食時だが店内は空いていた。フロア自体には結構な客がいたが、あまり人気ないのかね?ビストロというのは気軽に利用出来る小レストランと言う意味のフランス語らしいのだが、言葉通り気取った感じのない洋食屋といった雰囲気だ。店内のBGMはもちろんミュゼット。アコーディオンとマカフェリの音が心地よい。
店員さんは、土曜の昼に1人で来店した35歳の男に不審な目を隠しきれずも席まで案内してくれたのだが、この人がとにかく美人。「ただ、どこかで見たことあるんだよなぁ」としばらく考えていたのだが結局分からず仕舞い。知っている方は一報を。
と、それはよいとしてまずは注文。もちろん野菜カレーだ。カレーは他にも種類があったが、オススメされたからには注文せざるを得んでしょう。

丸い食器にこぢんまりとまとまった見た目はいかにも洋食屋といった雰囲気だ。ただ写真から見ても分かるとおり、ライスが固そうなのが気になる。
そしてその予感はまさに的中。オレは固めのライスが好きなのだが、これはそれとは少し違う。固い上にスプーンに引っ付いてくる。そう、古い御飯って事だね。
これまでカレーの記事をいくつか書いたけど、ルウについての記述はあれどライスについてはほとんど触れていない。カレーの主役はルウであり、ライスはあくまで脇役。最低限のラインを守っていれば良いと考えているからだ。しかし、このライスはそのラインをも下回る出来で驚いた。カラオケ屋のカレーなどならまだ分かるが、洋食屋でこのレベルはちょっとまずいでしょ。
ルウは欧風で玉葱の甘みが出ていて悪くない。野菜との相性も良い。野菜の種類は豊富で、人参、アスパラ、キュウリ、パプリカ……etc、野菜カレーの名に恥じぬ立派なものだ。ただ残念かな、ライスの出来が酷すぎてルウの味も損なわれてしまっている。古い御飯なのは仕方ないが、もうちょい何とかならなかったかねぇ。
そんなわけで、せっかく勧めてもらったにも関わらずこの「ビストロ シェ・コーベ」の評価はイマイチだ。飲食店に限ったことではないけれど、第一印象って大事だよね。ただ、会計してくれた店員さんが案内してくれたべっぴんさんだったので、また行ってみても伊いかなって話(´∀`)



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古い御飯は確かに頂けないね。店を出すなら誇りを持てる料理を出してもらいたいよね。