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さよならteacup

地方在住40代既婚男性の日常

Honya Clubって何よ?

2011-10-18 01:07:00 | 
すこし前の話だが、谷島屋で本を買ったら「カードを持ってるか?」みたいなことを聞かれた。よく聞いてなかったので「持ってない」と答えてその場は終わり、谷島屋もポイントカードのようなものを始めたんだなぁぐらいに思って忘れていたのだが、先日カードの正体が判明した。

「Honya Club」ってのがその正体で、加盟店で使用するとポイントが付くって仕組みだ。他にもサイトから注文したり、受け取りに近隣の加盟店舗を指定できたりする。

宅配の場合の送料は1,500円未満だと250円で、1,500円以上なら無料だ。しかしクレジット決済か代引きでしか支払うことが出来ず、代引きの場合はいずれも300円かかる。さらに洋書に関してはクレジットカード支払いにしか対応していなく、店舗受け取り不可となっている。

競合最大手のAmazonが送料無料で決済もコンビニ経由の現金支払い、さらには受け取りに全国のコンビニを指定できることを考えると、後発のサービスとしてはいささか甘いと言わざるを得ないだろう。

そこでキーになるのがポイントシステムなのだが、ホームページには「ポイントの付与率、還元率、有効期限については店舗によって異なる場合がございます。詳しくは、ご入会店舗にお問い合わせください。」と書いてあるだけ。全く参考にならなくて驚きだ。

さらに驚いたのが、ネットで購入した際に付くポイントと書店で購入した際に付いたポイントは別物で、ネットで付いたポイントを書店で使えるようには出来るがその逆は出来ないとある。このあたりに各書店の足並みが全く揃っていないのが伺える。

ホームページの作りは貧弱そのもので、Amazonに代表されるネットショッピングに圧される中、「対抗策を打ち出さないわけにもいかないのでとりあえず作ってみました」感がハンパない。

本っていうのはネットなんかが無い時代には他の娯楽と違って、唯一万人が平等に同等のものを楽しむことが出来る媒体だった。これが映画や舞台なんかだとそこでしか楽しめないものになってしまう。しかしネットが普及した今となってはその平等性こそがネックとなり、実店舗で買う必要のない物No.1になってしまった。

長らく価格競争が行われなかった書店に多くを望むのは酷かも知れないが、正直このままでは衰退の一途を辿るのは目に見えている。こんな下らないポイントシステムや、やる気のないホームページは早いところ切り捨てて、本気の勝負に出ないとマズイよって話(´∀`)


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