日本は民主主義の国だろうか?

日ごろ感じる不条理を書き綴ります。

いよいよ総選挙

2021-10-16 09:06:54 | 政治

いよいよ総選挙です。

現政権を運営する自民党・岸田総裁は「国民一人一人が豊かで生き生きと生活できる社会を作り上げることができるのは誰なのか、どの政権なのか」とアピール、公明党・山口委員長は「未来の社会を担って頂くための応援をしようということで、0歳~高校3年生まで、お一人10万円の未来応援給付を」を発言しています。

今さら何を言っているのだろうと思います。だって彼らは政権を担当しきたのですから、なぜ今までやらなかったのと。空々しいことを言わないで欲しいものです。口先の優しい言葉に騙されないようにと、自戒しなければいけません。

自民党(自由民主党)が発足したのは1955年です。発足当初から「憲法改正」を目標に掲げています。

2005年に「新憲法草案」、2012年に「日本国憲法改正草案」を発表しています。目指すは「天皇を『元首』とする」国家主義的な国です。

草案には、主権在民、平和主義、基本的人権の尊重などのまことしやかな言葉が並びますが、最高法規として「国民の憲法尊重義務」を規定し、国民が国の決定に従うことを義務付けています。

現日本国憲法は、民主主義を基盤として、国民の自由権・参政権・社会権などの人権を保障し、憲法が「国家権力を縛る鎖」とする立憲主義を立つものです。自民党草案はその真逆の内容となっています。

現憲法下では、国民の支持が無ければ政権を維持することができませんから、国民のための政治をアピールしてきましたが、本音は民主主義よりも国家主義だということです。

第二次安倍内閣以降、現憲法を無視し国会を軽視する姿勢が顕著となってきました。国家主義を念頭にした政治手法です。民主主義とは裏腹の利権政治にまい進し、自分の支持者のための政治を行ってきました。権力を行使して「忖度」される体制をつくり上げ、そのやり方の一端が表に出ると、権力を使ってもみ消しはかってきました。彼らの行いを支えたのが国会での3分の2を超える議員を得たことです。岸田政権誕生も、この「忖度政治」の延長線上にあります。

 

まだこんな政権を続けさせますか?



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