車遍歴 1 台目 その 1
その 0、
中年のオッサンながら免許は手に入ったものの、車に関する知識は皆無。どんな車を買えばいいのかなど、想像もつかない。そもそも通勤に使うわけでもなく、移動は公共交通機関で事足りていたので、ドライブするくらいしか用途がないのに。でも、ドライブは大好きなので、今度は自分で運転することが楽しそうな予感はあった。
当時は TV CM で、薄草色のカリーナED(多分初代 T16#型)を見て、かっこいいからアレにしようかななどと漠然と考えていた。馬力やトルクなどの動力性能、居住性、トランク容量などのスペックは全く念頭にない。見た目だけ。そういう意味では、CM は成功していたってことか。
そんなことを漠然と考えていたら、オヤジから「免許取れたし、車買うのか?」と聞かれたので、「そのつもりだけど」と答えると、「オレのを売ってやろうか?」 (´Д`)ハァ… 何それ?ちょっと気持ち悪いが、せっかくなので受け入れようと思った。雑誌で調べたら(まだネット検索は存在しない)、その車の中古価格は 150 万くらいだったので、「150 万で良い?」と聞くと、「100 万で良いよ。」と。これはラッキー!そしてサバンナ RX-7(FC-3S) GT-X 前期型 は私の最初の車となった。オヤジ仕様なので AT だったけど。買って 1 年なので、まぁ、新車みたいなもんだ。
乗った感想は・・車って寝そべって運転するものだったけ?まず、座高には自信がある私でも、教習車よりもかなり目線が低いことが気になった。 而して、四隅が良くわからない。初心者には危険だ。が、前方に関しては解決策を見出した。困ったときはヘッドライトを立てればいいじゃん!リトラクタブルライトが役に立った瞬間だ。
次に気が付いたこと。前方を歩く人が車をよけない。通行人が多いお買い物通りとか、後ろから車が来ていることに気が付いてもらえないのだ。ゆっくり進むしかない。振り向いた人が慌ててよけてくれるが、歩行者優先だ。車道だけどね(^-^;。これは後になって、ロータリーエンジンが静かなことが、その理由だと知った。
自分の運転に関しては、乗っている車に関わらず普通に初心者だった。初心者マークの RX-7 とか、一番たちが悪いヤツだ。実家ではオヤジ教習制度があり、しばらくはオヤジが助手席に乗ってあちこち走り、公道での運転の仕方を仕込まれた。これは良い方法なので、我が家の子供たちにも私が実施した。私の場合、1 か月ほどで一人で出かけていけるようになった。
そんなある日、ドライブ中に、とある田舎県の田舎ガソリンスタンドに入った。そこの若い衆が窓を拭きながら「エンジン見せてもらっていっすか?」と聞いてきた。ボンネットを開けると、「おー、これが 13B っすね!」私「・・」。なにそれ?
後からこの車のエンジンの型番であることを知った。これはちょっとマズイ。それをきっかけに車の雑誌を読みまくってスポーツカーに関する知識を吸収した。電気系ながら一応工学部なので、表面的なことは理解できる。そこからだんだん車のメカニズムにも興味が出てきた。更にベストモータリングのビデオで、筑波のバトル、ゼロヨン、ドリキンとか、そんな世界があることも知った。
車と言えば保険は必須だ。車両等コミコミで月額 2 万 5 千円くらいだったと思う。年額ではない。スポーツカーだからもともと高額なのと、初めて加入するので割引がないためだ。まぁ、当時は独身だったので、そんなものかで済んでいた。むしろ車の修理代を分割で支払っているような感覚でもあった(すまん!当時の偽らざる気持ちだ。)。恥ずかしながら、自爆で結構板金修理した。何回かの事故で、外回りのかなりの部分を交換した。
次回は、そのあたりから。続く。
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