車はボクのオモチャ箱(c-hrlovers)

子供の頃からメカ好き、車好き、パソコン好き・・・でも、オタクやネクラではありません。

やっぱり、今年も・・・”そうだ 京都行こう!”で、来てしまった。

2019-08-16 10:00:56 | 旅行
京都市中京区で洋画家、須田國太郎氏の長男として生まれた、前JR東海会長、須田寛(ひろし)氏。
父の写生旅行のため毎月のように購入していた時刻表の読み方を教えられ、幼稚園の頃から読みだしたという逸話が残っている。
少年時代は体が弱く、時刻表で列車旅を想像していたという。
そんな寛氏は、京都に特別な思い入れを持っているように思えてならない。
そうした思いが「そうだ 京都行こう」「新幹線で2時間 そこは粋を集めた雅の世界」といったコマーシャルに表れているのではないだろうか。

新しくなった京都駅を初めて見た時、その威容さに圧倒された。
いつか雑誌で見たミラノの駅に匹敵するように感じた。
好き嫌いはあろうが、僕は一目で気に入った。


世界でも類例を見ない千年の都の魅力は格別だ。
春の桜、夏の深緑、秋の紅葉、冬のうっすら積もった雪と凛と張りつめた空気が織りなす自然は、何度訪ねても新鮮な体感がある。
そして、花の都への憧れはいつの時代にも日本人の心をとらえて離さなかった。
「更級日記」には上総の国で『源氏物語』の世界に恋い焦がれた少女の気持ちが綴られ、また「武田節」には甲州武士とともに京へ上ろうとした武田信玄の野望、そして無念も感じる。

そしてやっぱり、今年も・・・”そうだ 京都行こう!”で来てしまった。