HIDフォグなどを頻繁に使うので時々バッテリーのCCA値を測定したり補充電しています。
最近、バッテリーもJIS規格からEN規格へと変わっているので調べてみました。
CCAを調べるとバッテリーの始動性能がわかります。つまりそのバッテリーがどれだけエンジンを始動する力があるかが測れるのです。
現在国内で主流となっているバッテリーテストは、テスト対象のバッテリーに大容量の電流を与え、放電後の電圧を計測する「ロードテスター」によるものです。しかしこの方法はバッテリーに多くの負荷をかけます。(※もちろんディーラーではユーザにそのことは伝えません。バッテリーが正常かどうかだけ伝えます。)
CCA値による計測には、バッテリーに負荷をかけずに測定できます。
また経年劣化によるサルフェーション、電極劣化で電気抵抗が増えてしまったバッテリーをロードテスターで正確に測定することは困難ですが、CCA値による測定は確実にバッテリー診断ができるというメリットがあります。
そして素人のユーザーでも簡単にバッテリーの取り換え時期が判断できるということです。
車検ごとに交換、あるいはディーラーやGSのスタッフの言うなり・・・ではなく、自分で判断することができます。
さらに一昔前にやっていた各セルごとに比重測定も慣れないと危険で難しい点もあります。特に近年のバッテリーは昨日まで順調に働いていたが、今朝になって急にセルが回らない!!ということが多くあります。徐々に弱ってくるならセルの音に元気がない、ライトが何だか暗い、ホーンの音が小さくなった・・・といった「バッテリー上がり」の兆候が分かりづらいのです。いわゆる「ポックリ」と天命を全うすることがあります。
また、プロが測定した表示、よほど興味を持って見ないとわかりづらいですよね。↓
なんのことはない、バッテリー上がりは10.5Vぐらいになった時のことを言うようです。こうなるとバッテリーの絶対使命である「セルを回す」ことができなくなります。朝、セルが回らない時のガッカリ感と焦り、一度経験すると忘れられません。
そのようなことが無いように、こまめにバッテリー点検は大切です。