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子供の頃からメカ好き、車好き、パソコン好き・・・でも、オタクやネクラではありません。

学び方の上手な人は、何をやっても習得が速い・・・シニアパソコン教室の講師を委嘱されて感じること part-1

2019-10-26 09:51:13 | パソコン
 あるパソコン講習会で知りあった方から、しばらくたって連絡が入った。
近くの会場で定期的にシニア層を対象にパソコン教室を開くことになり、
その講師にという依頼。パソコンの初歩の初歩から始めるとのこと。
あまり熱心に依頼されるので、断りきれず、とりあえず引き受けることに。
当然ボランティアなので、報酬は無し、テキスト代などの必要経費のみ。
区役所のボランティア団体に登録してあるので障害保険には役所の方で加入してくれるとのこと。
 さて、4月から始めて半年・・・最近、気が付いたことがある。
『学び方が上手な人は、パソコンも習得が速い』

「キーボードは、指先で軽く叩くイメージで。叩いたらすぐ指を上げるように。」の説明で、さっそくカシャカシャ練習が。
「なるほど、押すんじゃなくて叩いて指をすぐ上げるんですね。」
「そうか、押す時間が長いといっぱい文字が出てきちゃうね。」
説明の中のキーワード、「叩く」という意味を敏感に感じ取ってそれを実践し、覚えていく・・・シニアとはいえ、侮れない方々だと感じた。

 マウスもしかり、クリック、ドラッグ、コピーペースト、机上のマウスを移動させる感覚と画面のポインターが動く感覚がシンクロする感じをつかみ取るまで何度となく繰り返すことが大切という説明をすると、休憩時間もそこそこ、
後半が始まるまでマウスを動かしていた。
 こうした集中力はどこで培われたのだろうか・・・、自営業、会社員、公務員、農業・・・様々な職業のOB、OGの方々だそうで、特に特定の仕事についていたからではないことは明らか。共通して言えることは、「私語の無い事」、「頷きながら話を聞いていること」、さらに自分なりに「テキストにアンダーラインを引いたり、メモを取ったり」。
 今さらながら「学ぶ」基本は、よく話を聞くことだと再認識した。そして、「学ぶ」の語源と言われてる「真似びる」、つまり手本の真似をすることだとも思う。講師のやった通りにキーボードを叩き、マウスをクリック、ドラッグを何度も繰り返す、これが学び方だと感じた。
 そして、新しい未知のものを学ぶにはそれなりの努力がどんな場合でも必要だが、では努力とは何か。自分の経験から言えることは「それにいかに時間をかけて繰り返したか」だ。
 シニアの方々を見ていると、こちらが逆にそういった学び方を身をもって示しておられるようで、これまでの自分自身の学び方と共感する面が多くある。

 今後、この学びの姿勢が継続し、「パソコンは、若い人、現役世代の人たちだけのものではない」と自信をもって言えるシニアになっていただきたいと願う。