100日で習慣を変え、マインドセットを書き換える

迷いがなくなり、行動を加速させるマインドセットで新たな人生脚本を描く。

複数の視点..

2015-07-14 09:47:39 | 関係性イノベーション

祇園祭が始まっていますが、
京都では昔から祇園祭が終わると
梅雨明けと言われています。

何かしら、昔からある言い伝えとか
ことわざには根拠があるものです。

「見て見ぬふり」 

実際に見ても見なかったように振る舞う。
又は、とがめないで見逃すという意味があります。

「見て見ぬふり」は
悪いシーンで使うことが多いので、
中々、良いシーンがイメージ出来ません。

例えば、

路上でガラが悪い人に絡まれている
女性を見ても見て見ぬふりをする。
というシーンはすぐにイメージできますが、

八百屋さんの店先で
本当に食うに困っているように見える人が
店先に出しているリンゴを盗んでも
見て見ぬふりをしている店主。

などというシーンは滅多にないので
「見て見ぬふり」は悪いイメージが先行しているのですね。

 

物事には、時と場合によって
対局の受け取り方があり、
違う視点があるということを少しお話します。 

 

 

 

この二棟の高層ビルですが、
見ている場所によって
随分、違うと思いませんか。

私たちがいつも見ている多くの写真は
最初のビルを見上げた写真なので
高層ビルというと、最初の写真が
頭に浮かぶと思います。 

見上げた写真は威風堂々とし、
どこか優美で偉大な憧れ感がありますが、
そのビルに自分の存在はありません。

反対に、ビルから見下ろした写真は
高揚感とか恐怖感とか、
ビルの中に自分が存在します。

 

満席の電車で普通の座席に座っていると
私の前にお腹が大きい妊婦さんが立っていました。
いつまでも席を譲らない私を見て
他のお客さんはどう思うでしょう。

私が高齢者なら納得する人もいるでしょうが、
どう見ても私は高齢者には見えず、
身体がガッシリしたおじさんにしか見えません。

「席を譲らない非常識な人」

と、ほとんどのお客さんが思うでしょう。

 

しかし、私がこんな状態だったとしたら

どうでしょう。

私はその時、持病のメニエル病が出て
座っていても目眩がしている状態で、
もし、席を譲ろうと立ったら
その瞬間、倒れてしまうでしょう。 

この状態が他のお客さんに理解できていたら
随分、観える光景が変わってくると思います。

 

立っている妊婦さんに同情し
見て見ぬふりをして座っているおじさんが
悪に観えるのは仕方がないことかも知れませんが、 

おじさんは何故、席を譲らないのかな。
もしかしたら、譲れない理由があるのかな。
と考えたら、おじさんの異変に
気付くかも知れません。 

 

このように、

私を含めて、多くの人が自分の解釈で 
出来事を観て他者も自分と同じ考えだろうと
普通に考えていることが多い中で、

私のような年齢になっても
若い人から教えられることは多く、
世の中、捨てたもんじゃないと思います。

  

世の中の出来事には必ず複数の視点があることを
意識しているだけで、平常心で物事を捉えれるし、
人間関係の潤滑油になるような気がします。

 

 

 

 


個人と組織...

2015-05-25 11:32:26 | 関係性イノベーション

関西でよく聴く言葉で
「みんなで渡れば怖くない」というのがあります。
点滅になっている横断歩道でも
一人なら躊躇するけど、数人が渡っていると
何の躊躇もなく自分も渡ってしまうでしょう(笑)

逆に人がやっていないことを
自分がやるのは勇気がいります。

目立ちたくないし、人の目が気になりますからね。 

 

 

目立ちたくないと言えば、

先日、電車の中で
明らかに服装も体系も妊婦さんに見える女性に
「どうぞ」と席を立って譲った際、
「私、妊婦じゃありませんので結構です!」 
と言われました。

なんて失礼なことを言ってしまったのだろうと
自己嫌悪と恥ずかしさで、
降りる予定ではない駅で降りてしまいました(笑)

このようなシチュエーションの時に
気の利いた言葉のひとつも出ればいいのですが、
完全に舞い上がってしまいます。 

 

話を戻しますが、

大勢で掃除をしている時、
一人くらい手を抜いても分からないような
安心感がありませんか。

同じことを皆が無意識に感じているので
意外に人数だけが多くてもダラダラと効率が悪く、
少人数でやっている方が
効率的なことが多々あります。 

 

例えば、これがオーケストラだったら・・・ 

オーケストラで、
「一人くらい間違っても大丈夫だ」
なんてことを思って個々が演奏していたら
大変なことになりますね(笑)

ここで疑問が湧きます。

何故、オーケストラは一人の指揮者によって
あのような素晴らしい演奏ができるのでしょう。 

その理由は、
各パートに「譜面どうりに演奏する」という
最低限の責任を与えているからです。

 

高校の時、私は
ブラスバンドでフルートでした。

フルートのパート譜を与えられ
その譜面の通り100%演奏していればOKです。
余裕があるからといって
他のお手伝いをすることはできないので、
自分の役割の中で、
120%の演奏をする努力をしていました。

もちろん、譜面通りに
演奏すれば良いというものではありませんが。

 

オーケストラが指揮者ひとりで
素晴らしい演奏ができるのは
各奏者の責任の範囲が明確で、
奏者の能力を120%引き出す指揮者との関係性。
ある意味それが信頼関係で成り立つ
チームワークなのかも知れません。

組織の中で、効率よく人が動くのは
個々の役割分担を明確にすることで
行動を促しているのでしょうね。

 

これは大きな組織だけではなく、
家庭やプライベートなグループ活動でも
応用できるのではないでしょうか。 

ただ、リーダーの考え方を一方的に
押し付けるだけでは反発をかうだけですから、

リーダーは本人の
責任の範囲を自分でイメージできるところまで
話し合って気付きを引き出してあげる。

 

自分が何をすべきか明確になっていれば
脳は自動的に必要なアイテムを探し、
軌道修正しながら目的に向かって進んでくれます。

 

今回の内容を、
あなただったらどんなところへ応用しますか?

 

 

 

 


 

 


他者と自分は観える世界が違う 3...

2015-03-03 10:03:38 | 関係性イノベーション

「期待値のズレ」がどうして起こるのだろう。

そんな話を前回しました。

 

これからお伝えすることは、
期待値のズレから少し外れますが、
ここから話さないと
「あなたと私にズレ」が生じます(笑) 

 

 

 

大勢の前でお話していると
参加者の顔がよく見えます。
相づちを打つ人もいれば、
ノートに書きとめている人もいます。

その中に、何やらいぶかしげに
私を見ている人がいます。

話の内容が解りにくいのか
内容が面白くないのか
気になってしょうがないのです。

 

結局、その人は最後まで
私の顔をいぶかしげに見ていました。

どうしても気になるので
後でその人に「解りにくかったですか?」
と聴いてみました。

その人は

「過去に先生と面識があるような気がして
ずっと考えていたんです」 

私は、話の内容が解りにくいのかと
気になっていたことが、本人に
聴いてみると、実はまったく違うことを
考えていたという例です。 

 

このように、自分が感じていることと
相手が感じていることは
違う場合が往々にしてあります。

同じモノを観ていても
必ずしも自分と同じ世界を
相手が観ているとは限りません。

 

人はそれぞれ観ている世界が違います。

男と女が同じモノを観ても捉え方が違うように
観ているものが違うことを前提に
コミュニケーションをとることで
誤解が少なくなるのではないでしょうか。 

 

 

 


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そんなに期待してもらってもなぁ 2...

2015-02-27 12:28:38 | 関係性イノベーション

あなたに何度もメッセージしているのに
何の返事もないですね。

どうしてでしょうか?

あなたがいつも投稿している内容の
お人柄とは随分、違った印象なので
悲しくなりました・・・・・・

 

 

というような内容の
メッセージを突然、頂いたことがあります。 

 

相手とは面識はありませんが、
Facebookでは友だちになっています。

極端な例ですが、これが前回、
お伝えした「双方の期待値のズレ」です。

 

私は、「互いに楽しく会話できたらいいな」
と考えていましたが、

相手は、「投稿で見る限りは話しやすそうだし
プライベートメッセージでもっと深く話したい、
きっとそれに答えてくれる人だろう」 

というような双方の思い込み 

もちろん、相手と話していないので、
相手の期待値は、私の想像で、

これも一つの思い込み。 

 

 

SNSは、自分のあずかり知らないところで
不特定多数の見えない相手から
いわれもない期待値を作られ
相手のそれに答えなければ、
淋しがられたり怒りになったりするのです。 

 

期待値は街を歩いていても
電車の中でも勝手に作られています。

相手が作った相手の世界の
期待にそぐわなければ、まるで異物を
見るように上から下まで観察されます。 

 

夫婦や親子も、双方の期待値の
バランスを取りながら生活しています。

家族なら多少のズレは、
ちょっとした愚痴や言い合いで
解消されますが他人はそうはいきません。

色んなことに気をつかうのです。

 

これまでの話で、

人間関係の問題は「期待値のズレ」に
よって起こることが解りましたが、

 

何故、期待値のズレが起こるのかという
当たり前のようで、わりに深いことを
次回にお伝えします。 

 

 

 

 


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ブルーマンデー 1...

2015-02-26 16:10:46 | 関係性イノベーション

部屋から一歩も出たくない!

 

 

日曜の夕方になると憂鬱になる・・・・・・

明日、会社に行きたくない

家族には今晩から病気のふりをして
明日は仮病をつかって休もう。

まてよ、病欠はこの間つかったので
今度は親戚の叔父が死んだことにしよう。

 

 なんて・・・・・・

日曜の夜から計画を立ててると
月曜、休む心の準備は整い、
朝、会社に電話した時、いかに
寂しさを演技するかだけ・・・。

するとどうだろう

嘘のように日曜の夜が楽しくなる。

 

しかし、月曜の夜にはストレスが倍になる。

 

 

最近、中高年にも起こっている

ブルーマンデー


30~50代のビジネスパーソンに、

「日曜の夜や月曜の朝、仕事のことを考えて
憂鬱になることがあるか?」

とたずねると40%があると答えています。

 

原因は色々あるものの、
人間関係の問題を抱えている人は多い。 

 

そうは言っても、

関係性の悪い人が思い当たらないなら
それはそれで良いでしょう。

 

しかし、ちょっとした誤解で気まずくなったり、
口論になることだってあります。

 

ほんの些細なこと・・・・・・・が

 

温暖化した氷山のように
徐々に関係性が崩壊し始め、

やがて相手の顔を見るのがいやになり
会社に行くことがストレスになります。

 


この原因はなんだと思います?


年齢や生い立ちの違い?

価値観、位置関係、世界観の違い?

 

いやいや、
根本的な原因は違うところにあります。

 

それは「双方の期待値のずれ」です。

 

双方が期待値を満たしていたら
不満を感じることはないのです。

 

人間関係

  ↓

ストレス

  ↓

生活習慣の乱れ

 

このように、生活習慣を改善するには、
人間関係の問題を解決するのが先です。 

 

 

 

 

 


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