100日で習慣を変え、マインドセットを書き換える

迷いがなくなり、行動を加速させるマインドセットで新たな人生脚本を描く。

U理論との出逢い...

2014-02-10 20:39:03 | 関係性イノベーション

先日のブログの記事で「衝撃的な本」と言ったことを
覚えていますか?

覚えていませんよね(笑)

 

 

「U理論入門」に出逢いったのは、つい最近のこと。
出逢った経緯はブログに書いたので今回は違う話しをします。


本に対して「出逢い」と表現したのは他でもない、
U理論入門を読んで自分自身の軌跡を感じたからです。
そんなことを言っても読んでない人には解りませんよね。

「U理論」とは何ぞや?

私のなりの解釈を書こうかと迷いましたが、今回は
私が感じたことだけを書くことにします。

まだ入口しか解釈できないのでね(^^)

 

 

私は去年の3月に大病で倒れましたが、悪運尽きず
まだ生きております。今になって考えると、倒れるまでの
約57年間が私の寿命だったのでしょう。 

U理論でいうなら「ダウンローディング」の時ですかね。

 

過去の経験や実績で培われている57年間。
私の積み上げてきたものが確かに存在します。
友、家族、愛情、想い出、モノ、作品の数々など・・
全て、確かな私の軌跡です。

 

それがある日突然・・

重度の心筋梗塞で緊急手術!?

何で私が・・?

他人に命を委ねている自分は、まるで他人事のようでした。
今思えばこれがU理論でいう「観る」だったと思います。

 

病院のベットの上で、考える膨大な時間はあったが、
心中は不安と後悔が駆け巡るだけの毎日でした。

しかし・・

人間というものは不思議なもので入院生活が長くなると
入院当時の絶望的な日々が嘘のように思えてくるのです。

あの看護師さん、カワイイなぁって感じで(笑)

 

数日してパートナーがある本を持って来てくれました。

100歳を越えた現役の医師の日野原重明先生の
「与命・団塊世代よ、あなたの晩年は40年間ある」
この本の冒頭にこんなことが書いてありました。

「年をとれば肉体は衰え、不自由になり病にもなります。
それが老人になることです。しかし、不自由を受け止め
工夫して対処すれば、或いは、サポートがあれば、精神
は成長し続けます。」

日野原先生の講演には何度か行っているので
何だかご縁のようなものを感じました。

先生の本を読んでいるうちに、現存している自分の命は
オマケみたいなものだと思えるようになりました。

自分のためだけに好き勝手に生きてきた57年を、
寿命として受け止め、これからの時間は「与命」
考えるようになりました。

今まで「人のため」といいながら、やってきたことは
薄っぺらい自分作りでした。

今の自分にできることは何だろうと病室で日々、悶々と
考えていたある日、当直の看護師さんが、

「友達に高血圧の人がおったら注意してあげてな、
小橋さんは悪い見本やからね」

という何でもない会話で・・

あった!

「人のために出来ること!」

思いがけない気付きが私の中に湧き出てきて、興奮し
ながらワクワクしていたのを覚えています。

そこから絶望的な感情が吹っ飛び、以前から勉強して
いた「コーチング」が使えると、改めてパートナーに
相談した結果・・

 

本気でやる覚悟なら建築やステンドグラスの職を
「手放す」しかない。手放すことで必ず観えてくるもの
があると、少しずつ思えるようになりました。

 

そして退院後・・

 

人をコーチングするなら、自分が最悪の状態から改善
するしかないと考え、パートナーの協力を得ながら、
約6ヶ月間でほぼ改善することができました。

と、ここまでは順調でしたが・・

”喉元過ぎれば熱さを忘れる”ではありませんが、
少しずつ昔の悪い生活習慣が顔を覗け始めました。

甘いモノもお酒も揚げ物も、まぁ、少しくらいなら・・
と、私に悪魔が囁く日が多くなり始めた頃・・

前のブログの記事「U理論の入口」で書いた、著者
中土井僚氏の「U理論入門」との出逢いがありました。

 

この本を読み終えた人は、

「これは経験したことがある!」

「解かるような解らないような・・」

 

このように、読む人の立場、職業、経験などで本の受け
取り方は千差万別だと思いますが、私は自分の生き方に
重なる部分が多く、二回も読み返したあげく、
学術書を読み慣れた人でも難解だという
原書の「U理論」を読んでみたくなりました。

 

翻訳者の中土井僚氏はこう語っていました。
「難解かも知れないが、自分なりに解釈できたことを
実践していくことが大切だ」と。

  

長くなったので、
そろそろ私が何をしたいのかと言いますと・・

  

生活習慣の改善ができても、私のように一度、心筋梗塞
になっている人は、油断すると元の生活習慣を戻ります。

習慣は惰性、繰り返すことにほかなりません。強い意志で
悪い方向へいくのを絶えず修正する必要があります。

例え、コーチングによって、生活習慣が改善できたとしても、
コーチから離れると、又、繰り返す恐れがあります。

 

そこで私が考えたことは・・

U理論と重ね合わせたコーチングをするということ。

U理論を実践しながら訓練していると、ある程度、
自分を外から観る目を養うことができます。
外から観る目は、クライアント自身の中から発生する
「気付き」によって循環するようになります。

クライアントがU理論を実践することで、コーチから
離れても、自分で生活習慣の軌道修正ができるようになり、
再びコーチに依頼することも再入院することもないでしょう。

 

本の中にも書かれていますが、
アメリカから伝わったU理論は、読み込んでいくと
東洋思想の影響を受けているかと思えるほど、
日本人に馴染みやすいように思います。

 

以上が、私の決意表明であり、晩年に誕生した天職です。

 

 

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