前回の「あなたはどの言葉を使うの」のまとめ
・言葉のタイプには「視覚」「聴覚」「身体感覚」の3ツがある
若い頃、音楽に夢中になった時期があります。
当時付き合っていた彼女は、
ブラスバンドでフルートを吹いていました。
私は彼女を好きだったので、
取り入るために、フルートの個人レッスンを彼女に頼んで
毎日のように一緒に練習していました。
その頃はフルートが好きというより彼女と逢えるのが
楽しみだったのです。
そのうちに楽器も私の方が上手くなり
彼女と逢うより、気持ちが音楽に傾いていきました。
彼女が「今度、いつ逢う?」と言っても
バンドがあるから逢えないと何かと断ってばかりでした。
彼女が後に言っていたことですが、
その頃の私は話し方まで変わってきたそうです。
例えば、「ノリが悪い」とか「話すリズムが違う」とか
音楽の仲間同士が使う言葉を頻繁に使い、
何かカッコつけているように感じていたそうです。
そんなある日、
彼女から「あなた、変わったね」と言われました。
私は何が変わったのか解らないまま
「音楽ばかりでごめんね。 今度、ゆっくり逢おう」と言いましが
彼女からかえってきたのはそっけない「別れの言葉」でした。
あまりにも、突然のことで頭が真っ白になり、
落ち着いてから彼女に別れる理由を聴きました。
彼女は「音楽に夢中になったとか逢えなくなったとか、そんなのが
別れる理由じゃない。むしろ音楽に夢中になっているあたなが好きだし、
何が変わったのか解らないけど、あなたが遠くにいるような気がするの」
と言う彼女の言葉で、当時の恋愛は終わりました。
今にして思えば、音楽に目覚めるまでの私は
おおらかで物事を視覚的に考えたり話していたような気がしますが、
音楽を本格的に始めてから、何でも理論的に考えるようになっていました。
色や形で表現していたおおらかな私が音楽を始めてから
理論的に話す聴覚タイプの人への憧れを抱き、
自分が踏み入れたことがない世界観を
背伸びして観ていたのかも知れません。
彼女と私の話す言葉や価値観が変わってきたことが
彼女と私の間に違和感を生んだのでしょう。
今も私は視覚と聴覚で話したり聴いたりしていますが
相手のタイプを無視して話していると違和感を覚えることがあります。
その違和感とは
この人、私の話しを聴いているのだろうか・・
それとも私の話し方が悪いのだろうか・・
というように感じてしまうのです。
当時の彼女も私と同じように感じていたのではないでしょうか。
ほっておいても彼女は付いてきてくれると思っていた
ひとりよがりの自分は・・
彼女を観ず、自分の行動すら観えてなかった気がします。
もし、今の私なら、互いの感覚や価値観の違いを受け入れ
もっと向き合うことが出来たはずです。
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