本日の日経朝刊、春秋。
内容ではなく、注目したのは、
真剣の居合の話。
「(刀を)抜くときよりも、収めるほうが難しい」
「居合の名人上手が目指すところは、
刀を抜くことなく相手を制し、
さらに和合へと導く道」
政治的な意味ではなく、
アンガーマネジメントとして、
闘わずして勝つ、
その意味を居合に感じました。
孫子の兵法にも、
100回戦って100回勝つより、
戦わないで勝つほうが本当にすごいことだ。という
ことが書いてあります。
戦い自体に、
勝つか負けるか、というよりも
「その土俵に乗ってしまった」、
または、「乗せられてしまった」
ことが、すでにそのレベルだということですから、
負けている感じがします。
『達観』の境地に至るには、
まずは、
感情に振り回されない、操られないことです。
たとえば、
中学校の先生方対象の講演にお呼びいただいたときに
先生が生徒に当然手を出せないのを逆手に取り、
何かあったら教育委員会に言ってやると言いながら、
生徒が先生を挑発することもある、
ということをお聞きしました。
それに乗ってしまっては、中学生の挑発に乗せられてしまうようでは
問題が起こってしまう可能性が高くなります。
土俵に上げたいためだけの挑発には、
「ニヤッ」と笑っていなしてやるくらいの
感情コントロールを身につけましょう。
あーあ、
今村復興相も、土俵に乗ってしまいましたね。
乗ってしまった時点で、負けでしょう?
http://m.huffpost.com/jp/entry/15804524