いるだけで落ち着く、〇〇みたいな存在

おかあさんって、そういう存在かもしれないな。
別に、何もしなくても、話さなくても、いてくれるだけで安心する。

こどもって、遊びに外に元気に出ていけるのは、
帰ってくることができる、安心できる母港があるからって、よく言われます。

そういう存在になることは、私の憧れでした。
でも、子どももいないし、独りだし。
誰かの上司でもないし、雇用者でもないから、
そういう存在になりたくてもなれてなかったのです。

ところが、今年になって何度か、同じような言葉を言われました。


「いるだけで安心できるし、精神安定剤みたいに」
「いてくれると落ち着くから、安定剤的に」
「なんもしなくていいから、いるだけでいいから」


どちらも、経験を重ねると不用になるというシチュエーション。
今回はいてほしいって感じ(^^)。


でも、うれしかったなぁ～～。


いつか近いうちに卒業できるクスリではあるけど、
必要とされること、しかも、いてくれると落ち着く、とか、
いるだけで安心できるって言われると、
文句なしにうれしい。


不用になることも、喜ばしいことだし、
育ったということ。


子離れっていうけど、子から離れることじゃなくて、
赤ちゃんのときは、肌を離さず、
赤ちゃんから歩けるようになるときは、肌を離して、手を離さず、
歩いたり、走ったりできるようになると、手を離して、目を離さず、
成長するにしたがって、目を離しても、心は離さず、
支えを少しずつ、実際的な支えから、精神的な支えに、
必要なときに必要な支えができることが、大事なんですよね。


いろいろな意味で、うれしい言葉のプレゼントです。