よく言われたなぁ。
「先生の言うことをよく聞いて」
これって、親や大人が、
無意識に子どもにかける呪縛かも(笑)。
今回の話題は、大人へのアドバイスやフィードバックについて、の話です。
coachingの範囲内の話題だと思ってください。
teachingやcounselingが必要な相手に対しての話ではありません。
でもね、子供の場合でも、
先生が100%正しいと思わない方がいい。
いや、その場面では正しくても、
全ての場面に「正」であることなど無いですもんね。
アドバイスやフィードバックは、
あくまで、「その場・その時・その相手」に
対してのもの。
全ての「場・時・人」に当てはまるものではありません。
一刻一刻、時も時代も、進んでいますしね。
それに、
アドバイスやフィードバックは、
あくまで選択肢optionの一つ。
選ぶかどうかも
どの程度取り入れるかも、自由。
その通りにするか、
参考にして自分のやり方を変化させるか、
自分のキャラクターや、その場面によって
ベストな選択、取り入れ方を考えれば良い。
フィードバックする側は「無我」でいたい。
言った通りにやってみて、というのも含めて、
アドバイスやフィードバックは、
相手の判断や行動の選択肢やヒントの一つを提供する、という意識を持っていたい。
選ぶのも、決めるのも、あくまで本人だから。
ただね、
フィードバックの後、
「元気が出た」
「やれそうな気がする」
「やってみたい」
「やってみよう」
「出来そうな気がしてきた」
「出来た」
というような言葉が聞けると本望だな~。
そのためのフィードバックだもの。
大学の授業をしていると、
その通りにしなければ!と頑張る真面目な学生も多いけど、
私が話すのは、あくまでも今の世間的に正しい範囲内で、
今の世間の平均よりは、やや進取な位置をベースに話しています、と、excuseを入れます。
私の話から、何を掴んで、今後どう使うかは
あなたたち一人一人の力だと。
もちろん、自信がなければ、まるまるその通りにやってみても間違いではない話をしていますと(^^)。
ただ、それは平均点であって満点ではないのよ。
もう義務教育ではない君たちの学習は、
発見と追究と研究だから。
今あるものを進化させるのが、学んだ人のやること。
アドバイスやフィードバックは、
進化させて、越えていく❗
それが、アドバイスやフィードバックする人の
本望です(^^)。
「先生の言うことをよく聞いたら、進化させろ」