明石市の泉市長の会見。
自らの口から出た、
リーダーとして、怒りのコントロールが出来なかった、ということ。
怒りを感じたときに、理性的な言動の選択肢を選ぶことができていたら・・・。
アンガーマネジメントでは、怒ることは構わない。
怒る必要があるときには、「上手に怒る」ということを
お伝えしています。
そして、あちこちに、何度も書きましたが、
「言語能力を高める」こと。
言語能力が低いと、怒ったときに選ぶ言葉は、
使える言葉の中から、強い言葉を使うことになるわけです。
言語能力が高ければ、言語の力で伝えることができますが、
低い場合は、勢いで伝えなければならなくなるわけです。
入門講座では、怒りの温度に応じた表現をもつ、と
お伝えしていますが、
リーダーにおいては、それ以上に、人を納得させて動かせる
言語能力が必要となります。
また、怒りタイプ4タイプ(強度・持続性・頻度・3方向への攻撃性)のうち、
強度が高い場合も、すぐにボルテージが上がってしまうので、
言葉を選ぶ冷静さが持てなくなり、非言語的な表現で
強い怒りを表現してしまうことがあります。
あと、怒るときには、過去を責めないということも
アンガーマネジメントでお伝えしていること。
アンガーマネジメントを支えている理論の一つは
ソリューションフォーカスです。
簡単に言うと、どうなりたいか、何を手に入れたいか、等の、
未来イメージを創造する過程を具体的行動に落とし込む。
ということ。
アンガーマネジメントは、実は、奥深いのです。
リーダーが、感情をコントロールできること、
かつ、人を動かせる 言語能力を身につける、ということは
リーダーシップには、必要な要素だということですね。