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企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

リーダーシップとアンガーマネジメント 明石市長の会見より

2019年02月01日 14時40分08秒 | アンガーマネジメント

明石市の泉市長の会見。
自らの口から出た、
リーダーとして、怒りのコントロールが出来なかった、ということ。

怒りを感じたときに、理性的な言動の選択肢を選ぶことができていたら・・・。


アンガーマネジメントでは、怒ることは構わない。
怒る必要があるときには、「上手に怒る」ということを
お伝えしています。
そして、あちこちに、何度も書きましたが、
「言語能力を高める」こと。

言語能力が低いと、怒ったときに選ぶ言葉は、
使える言葉の中から、強い言葉を使うことになるわけです。
言語能力が高ければ、言語の力で伝えることができますが、
低い場合は、勢いで伝えなければならなくなるわけです。

入門講座では、怒りの温度に応じた表現をもつ、と
お伝えしていますが、
リーダーにおいては、それ以上に、人を納得させて動かせる
言語能力が必要となります。


また、怒りタイプ4タイプ(強度・持続性・頻度・3方向への攻撃性)のうち、
強度が高い場合も、すぐにボルテージが上がってしまうので、
言葉を選ぶ冷静さが持てなくなり、非言語的な表現で
強い怒りを表現してしまうことがあります。


あと、怒るときには、過去を責めないということも
アンガーマネジメントでお伝えしていること。

アンガーマネジメントを支えている理論の一つは
ソリューションフォーカスです。
簡単に言うと、どうなりたいか、何を手に入れたいか、等の、
未来イメージを創造する過程を具体的行動に落とし込む。
ということ。

アンガーマネジメントは、実は、奥深いのです。


リーダーが、感情をコントロールできること、
かつ、人を動かせる 言語能力を身につける、ということは
リーダーシップには、必要な要素だということですね。

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