いいね!ニュースというネットニュースで、こんなツィートの記事が紹介されていました。
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近所の神社のお祭りで、長女を迷子にしてしまった。
なんとか再会できた時、怒ろうとしたら、保護してくれたおじいちゃんに
「怒んないであげてね。誰かに怒りたくなった時はだいたい自分が悪いんだよ」と諭されました。
恥じ入るとともに、最近、忙しくて少しイライラしていたから刺さりました。
感謝。
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怒りの裏側には、ネガティブな第一次感情があるんです。
心配したり、不安だったり、自分のせいだと後悔したり、
そういう気持ちが大きいと、怒りも大きくなるんです。
とくに、子どものことに関しては、
親は、いつもどこかで責任を感じているし、
なによりも、愛しているからこそ、
何かあったらどうしよう!
下の子を見ていて、上の子の手を繋いでなかった 私のせいだ、と
自責に苛まれて、
気を付けていたのに、ほんのちょっと目を離しただけなのに、
心配や不安や後悔や罪悪感がどんどん大きくなって、
いっぱいいっぱいになって・・・
子どもが見つかって、ホッとしたと同時に、 子どもに八つ当たり。
八つ当たりした自分に罪悪感を感じて、 次に同じことがあると、さらに、 「この間だって、!!」って怒りが増したりして。
言ってはいけないNGワード連発で、
「いつもいつもそうなんだから!」 →本当にいつもですか?
「何回も言っているでしょ!」→過去を持ち出さない
「なんで、ひとりで~~」→理由を聴くのではなく、責めているだけ。
「もうお出かけに連れて行かない!」→ついに、脅迫。
etc.etc.
でも、本当は、ほっとしたんだよね。
よかった~~って思ったんだよね。
それくらい、愛しているんだから、
こういうときは、「よかった~」と素直に言葉にしてみましょう。
第一次感情の「心配した」「何かあったらって、すごく不安だった」を
言葉にしてみましょう。
心細かった子どもを、ギュ~と抱きしめましょう。
不安だったのは、おかあさんだけじゃなくて、子どもも一緒ですもの。
おかあさんは、『迷子なんて、二度とないように』の
躾のつもりかもしれませんが、
怒るよりも、きっと、効果がありますよね。
近所のおかあさんネコも、
子ねこが、勝手にうろうろすると 心配そうに探しますけど、
見つけたときに、怒りませんよね。
ペロペロ舐めて、頬ずりをして、前足で抱っこして、愛情たっぷりなしぐさをします。
人間の感情って、複雑なんですね。
子育ては、動物を見習うのもいいかもです(^^)。