カトリック情報 Catholics in Japan

スマホからアクセスの方は、画面やや下までスクロールし、「カテゴリ」からコンテンツを読んで下さい。目次として機能します。

バチカン、ヴィガノ大司教を破門(CNA)

2024-07-06 05:45:16 | 教会ニュース
バチカン、ヴィガノ大司教を離教の容疑で破門(CNA)

2024年7月5日 / 午前09時35分 Catholic News Agency コートニー・マレス記  ローマ・ニュースルーム

 バチカンはカルロ・マリア・ヴィガノ大司教を正式に破門したと、教理省が金曜日に発表した。

 ヴィガノ大司教は7月4日、バチカンの超法規的処罰手続き結審時に、教皇または教会の交わりに服従することを拒否する「離教」という重大な罪、または不法行為で有罪とされた。

 バチカンの教理省は7月5日、ヴィガノ大司教の 「教皇フランシスコを認めることを拒否し、教皇への服従を拒否し、教皇に服従する教会員との交わりを拒否し、第二バチカン公会議の正統性と司法の権威を拒否する発言を公に行った」ことを理由に、 伴事的破門(自動破門)を発表した。

 前教皇の駐米大使は破門され、洗礼を受けた者が受けることのできる最も重い罰として、カトリック教会の信者の交わりの外に置かれ(=破門)、秘跡へのアクセスも拒否される。

 ヴィガノ大司教は先週、バチカンの召喚に応じず、教理省より、教会分離(離教)の罪に問われた。

 この元バチカン外交官は、2018年に教会幹部が セオドア・マキャリック前枢機卿による虐待を隠蔽したと 主張して注目を集めたが、それ以来、フランシスコ教皇の権威を繰り返し否定し、辞任を求めてきた。

 ヴィガノ大司教は6月28日、ソーシャルメディアで公開した長文の声明で、COVID-19ワクチンの推進や、2018年のバチカンと中国の司教任命に関する取り決めを監督したことについて、教皇フランシスコを「異端と分裂主義」で非難した。

 フランシスコはまた、「私が親愛なる献身と忠実さをもって常に仕えてきた聖なる教会と教皇庁との交わりから自分を切り離す理由はない 」と述べた。

「私は、フランシスコが選挙前、選挙中、選挙後に信奉した誤りと異端は、彼が教皇職を受諾する際に抱いた意図とともに、彼の教皇職への即位を無効とするものであると主張する」とヴィガノ大司教は書いている。

 ヴィガノ大司教は何年も身を隠していたが、6月20日、離教容疑に答えるためにローマに召喚されたことをソーシャルメディア上で発表した。

 ヴィガノ大司教自身が投稿した文書によると、ヴィガノ大司教に対する具体的な罪状は、カトリック教会との交わりを維持するために必要な基本的要素を否定するような公の発言を行ったとされている。これには、教皇フランシスコの教皇職の正当性の否定や、第二バチカン公会議への真っ向からの否定が含まれていた。

 この告発に対し、ヴィガノ大司教は6月21日の声明で、バチカンに答弁書を送っていないと述べ、教会当局の権威を認めていないと指摘した。

 ヴィガノ大司教への破門は使徒座によってのみ解除される。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。