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聖なる医者 聖リカルド・パンプーリ ◆、ついに憧れの修道生活に(3)

2017-11-03 04:17:12 | 聖リカルド・パンプーリ
『聖なる医者 聖リカルド・パンプーリ』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ、22

◆、ついに憧れの修道生活に(3)

 一九二八年十月二十四日リカルド修士は、むこう三年の清貧、貞潔、従順と看護の誓願をたてました。他の修道会では清貧、貞潔、従順の三つの誓願だけですが、聖ヨハネ病院修道会では、いわゆる看護の誓願もたてます。

 十月二十四日は大天使ラファエルの祝い日で、この天使は医者たちの保護者でもあります。リカルド修士は、この熱烈な天使の心をもって誓願をたて、決定的に自分自身を神にささげました。

 その四日後にかれは、シスターの姉にまた手紙を書きました。「ついにわたしたち兄弟は、神の愛と奉仕において、ますます「致するようになり、二人とも誓願の同じちぎりで結ばれています。わたしたちは、何千キロも離れた所に住んでいますが、"姉弟が一つに結ばれて住むのは、なんと喜ばしいことでしょう"という聖書の言葉を本当に味わうことができます。こうして、わたしたちは、神のみ心のうちに、住いをおいて、このみ心のうちにだけ、わたしたちの魂は諸聖人の感嘆すべき交わりのうちに完全な平和と、みちみちた幸福を味わうことができます」と。

 修道誓願をたててからリカルド修士は、間もなく若い修道士を指導し、かれらが看護人の資格状を得るためにかれらを指導する役割を目上から任せられたのです。

 また主治医不在の場合は白衣を着て正式の診察もしていました。こうなると数日前に看護人として働いていたこの若い修士が経験にとんだ医者としてふるまうのを見て、患者も家族の人々も驚いてしまいました。


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