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聖ドミニコ・サヴィオ - 小さな巨人 4

2018-09-16 04:16:41 | 聖ドミニコ・サヴィオ
『聖ドミニコ・サヴィオ - 小さな巨人』企画:デルコル神父、文:江藤きみえ、4

「あのね、おかあさん」と、日曜日、家族そろって教会に行く道すがら、ドミニコちゃんがききました。

「なあに?」とおかあさん。

「ミサって、どんなこと?」

「おまえ、神さまのおん子イエズスさまのこと知ってるだろう?」

「うん」と、ドミニコちゃんは、うなずきました。

「イエズスさまは、わたしたちが天国に行けるように十字架に釘づけられて死んだのよ。でもね、その前の晩にパンとぶどう酒をご自分のおん体とおん血にお変えになったの。そしてその時、"これをわたしの記念として行いなさい"ともおっしゃったの。これがミサというもんだよ。だから信者は日曜日にミサにあずかってイエズスさまにお礼をいったり、まだミサのことを知らない人のために祈ってあげたりするんだよ」 ーおかあさんといっしょに、なんとやさしいイエズスさまが、話しておられたことでしょう! 死ぬほど愛してくださったイエズスさまを思うと、日曜日だけではたりません。ドミニコは、毎日ミサに行きました。冬になってもやめません。

 ある朝大雪であたりは銀世界!早すぎて、教会の門はまだ閉っています。とうとう雪の上にひざまずいて、ドミニコは熱心に祈りはじめました。

 両親に教えられ、ドミニコは、家でも朝夕の祈りを忘れません。ある日、父の友人が来て食卓をかこんだとき、祈りなしで食べはじめました。

 おどろいたドミニコは、いそいで、かれのかわりに祈りました。そして小さな声で、
「信者なのに、どうして?……祈らないで食べるなんて、小犬みたい」といいました。


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