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志村辰弥神父『キリスト教について - 神の示しによる人の道』
◆ 霊魂はなくならない(2)
キリスト教の立場からいえば、来世があること、つまり霊魂が永遠に生きることは、神の存在と相並んで信仰の柱になっています。なぜなら、来世がないとすれば、この世では普悪が公正にさばかれませんから、すべての人が求めてやまない正義は人をだます空言になってしまいます。また人間が本性から、こい願う限りない幸福も架空の夢となって、大自然の「目的の法則」に反することになります。キリストは神の正義と愛を説き、この世で報いられない善悪は、かならず来世で公平にさばかれて、神によく仕えた善人は、ふさわしい幸福にあずかり、神に背いた悪人は、それに相当する罰を受けると教えておられます。
◆ 霊魂はなくならない(2)
キリスト教の立場からいえば、来世があること、つまり霊魂が永遠に生きることは、神の存在と相並んで信仰の柱になっています。なぜなら、来世がないとすれば、この世では普悪が公正にさばかれませんから、すべての人が求めてやまない正義は人をだます空言になってしまいます。また人間が本性から、こい願う限りない幸福も架空の夢となって、大自然の「目的の法則」に反することになります。キリストは神の正義と愛を説き、この世で報いられない善悪は、かならず来世で公平にさばかれて、神によく仕えた善人は、ふさわしい幸福にあずかり、神に背いた悪人は、それに相当する罰を受けると教えておられます。