浦川和三郎司教『新約のはなし』1949年、中央出版社
第7課 光栄生活・御受難と御死去(2)
76
○それから御主は何をなさいましたか
△それから4日後の聖木曜日の夕方、御主はモーゼの律法にしたがい、使徒らと過越の子羊を食し、晩餐の終わりに聖体の秘跡を御定めになりました。
すなわち、食卓の上にありました酵なしパン(たねなしパン)を取ってこれを祝し、
「汝ら取って食せよ、これ、我が体なり」
とおっしゃって、そのパンをさき、彼らにお与えになりました。
次に、杯(さかづき)をとって、これにブドウ酒を満たし、少しの水を加えて同じように聖別し、
「これは罪を許されるとて、多くの人のために流されるべき新約の我が血なり。汝ら皆これより飲め」
とおっしゃい、その杯を廻して一同に飲ませなさいました。
77
○御主が弟子たちにお与えになったのは、ただのパンとブドウ酒でしたか。
△御主が弟子たちにお与えになりましたのは、上述の御言葉によって、もう、パンとブドウ酒ではない、形こそ、色こそパンとブドウ酒であったが、実は御主の御体と御血とに変化していたのであります。
続いて御主は、
「汝ら我が記念として、これを為せ」
と、弟子たちにおおせられました。
このときより、カトリック教会の司教、及び司祭等は、主の仰せに従い、ミサ聖祭においてパンとブドウ酒とを聖別し、これをイエズス・キリスト様の御体と御血とに変化させて、信者に分配しているのであります。
よろしければ、FBのカトリックグループにもご参加ください。
第7課 光栄生活・御受難と御死去(2)
76
○それから御主は何をなさいましたか
△それから4日後の聖木曜日の夕方、御主はモーゼの律法にしたがい、使徒らと過越の子羊を食し、晩餐の終わりに聖体の秘跡を御定めになりました。
すなわち、食卓の上にありました酵なしパン(たねなしパン)を取ってこれを祝し、
「汝ら取って食せよ、これ、我が体なり」
とおっしゃって、そのパンをさき、彼らにお与えになりました。
次に、杯(さかづき)をとって、これにブドウ酒を満たし、少しの水を加えて同じように聖別し、
「これは罪を許されるとて、多くの人のために流されるべき新約の我が血なり。汝ら皆これより飲め」
とおっしゃい、その杯を廻して一同に飲ませなさいました。
77
○御主が弟子たちにお与えになったのは、ただのパンとブドウ酒でしたか。
△御主が弟子たちにお与えになりましたのは、上述の御言葉によって、もう、パンとブドウ酒ではない、形こそ、色こそパンとブドウ酒であったが、実は御主の御体と御血とに変化していたのであります。
続いて御主は、
「汝ら我が記念として、これを為せ」
と、弟子たちにおおせられました。
このときより、カトリック教会の司教、及び司祭等は、主の仰せに従い、ミサ聖祭においてパンとブドウ酒とを聖別し、これをイエズス・キリスト様の御体と御血とに変化させて、信者に分配しているのであります。
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