C. gaskelliana rosada ' Aries ' （株No.2605）

C. gaskelliana rosada ' Aries '　（株No.2605）
この個体は私の温室で初めて開花しました。今年の１月中旬に業者さん（ＳＯ）から株分け品４．５Ｂ素焼き鉢水苔植え鉢を頂きました。既に新芽が２つ、それぞれ２ｃｍ程度まで成長中でした。綺麗に植替え（株分け）された鉢でしたのでそのまま育てることにしました。２つの新芽は順調に育ち４月下旬（ＧＷ前）にはシース付きバルブがほぼ完成し、シース内にはツボミが確認されました。５月２２日に成長の早い方が２輪花で開花し始めました。続いて後の方が４輪花で開花しました。ほとんど手を加えていませんが見事に計６輪花で開花です。成長は素直で強健個体のようです。

C. gaskelliana coerulea ' Ten Years After ' （株No.1993-No.3）

今年も開花しました。久しぶりに温室内に新しい花が開花しました。嬉しいです。今シーズンは昨年１２月下旬から新芽が成長し始めました。年が明け１月上旬に６Ｂ素焼き鉢バークに植替えしました。（鉢増し）新芽は３つ動いていましたが１つ芽欠きし２つ成長させることにしました。新芽は順調に成長し４月下旬にはリッパなシース付きバルブとなりシース内でツボミが成長していることを確認しました。成長の早い方は５月１７日にシース先端からツボミが出だし（３ツボミ）、５月２２日には開花しました。成長の遅い方もまもなく開花です。株が素直に成長し手間が掛からないので助かります。

C. warscewiczii Native Colombian Orchid （株No.1671-No.1）

C. warscewiczii Native Colombian Orchid　（株No.1671-No.1）
今年も開花しましたが株そのものがたいへん作落ちしてしまいました。現在はバーク植えしていますがC. trianaeと異なり新根がバークに触れると成長が止まります。花が終わる頃にバルブ基から新根が多数成長を始めるのですがほとんどバーク内に根が伸びて（成長して）行きません。当初は小さなカタツムリが根の先端を齧って成長を止めているのかと思いましたが観察しているとバークとの相性が良く無いと判断しました。C. trianaeでは全く起こらない現象です。この個体は業者さん（ＦＮ）がラベルにNative Colombian Orchidと記載していましたがＪＰ品（山採り品）と言うことで残しています。花は早々に切り去り素焼き鉢と水苔で植替えし直し株の回復をします。

Rlc. Excelsior (1930) ' No.1648 ' x Rlc. Riruha Angel ' Koyama ' （株No.2672）

Rlc. Excelsior (1930) ' No.1648 ' x Rlc. Riruha Angel ' Koyama ' 　（株No.2672）
この実生の初花が開花しました。整形大輪のクサビ花が出るかなと思いましたが初花は外れでした。片親のRlc. Excelsior (1930)は有名なC. Excelsior 'The Globe ' FCC／RHSの系統ではなく昔、Rolfeara Excelsiorと言う品種で呼ばれていたカトレヤです。駄花ですが温室内にほとんど花が無い時に開花し嬉しくなりました。２０１４年３月２２日：交配　２０１５年４月１１日：播種　その後の記録は無し　２０２３年５月１３日：１輪花で初花が開花した。交配から初花開花まで約９年２ヶ月を要した。

C. Aqui-Finn ' Z1400C ' （No.1917）

C. Aqui-Finn ' Z1400C ' 　（No.1917）
今年も開花しました。今年は４輪花で開花しました。昨年は１次、２次と成長しました。１次成長の方は開花しませんでしたが２次成長の方が５月３日から開花し始めました。C. Aqui-Finnは古い品種で色々な個体がありましたがこの個体のみ残しています。強健でバルブが大きく育ちます。株の成長は片親のC. Irene Finney (1964) の影響が強い個体と思われます。ステムも丈夫で長く伸びます。ほとんど手間の掛からない個体です。