飯田史彦さんの著書の「愛の論理」より
ちょっと難しい内容です。ただ単に人を愛するというような内容ではなく、
宗教、哲学、医学、心理学と色々な角度から語っています。
医学的な観点から見ると、「恋愛とは、生殖衝動発露として異性を求めてこれを獲得、保有しようとする感情」であるそうです。
心理学的な観点からも、恋が感情であれば、愛は明確な意志をもって努力して行くことだとあります。
人を愛するということは行動を伴う行為であるから努力が必要だということ。責任や義務も発生してきます。
愛したり愛される理由が、お金があるから、美人だから、カッコいいから、地位や財産があるから、という価値観だけだとしたら、
その価値を失ってしまった時には愛は冷めてしまいます。
と言うよりこれは恋ですね。恋は冷めてしまいます。
しかし愛とは、相手がどのような状態になっても冷めることはないとあります。
もし、相手が不幸にも半身不随の重傷を負ったとしても、かえって強く
「この人の為に」と決意するような場合が「愛」と呼ぶにふさわしいと!(究極)
愛する人が自分以外の人を愛して、別れて欲しいと言われたら(涙)
その人の幸せを願って別離することも本当の「愛」なのかも知れませんね。
温かく見守ってあげるという行為。
TVドラマの中で面白いフレーズがありました。
一番愛しているかどうかを知るには失った時に分かると...
これは、取り返しの付かない事態になってしまいますが(-_-メ)...
愛すると言うことは、異性を愛するだけでなく、職場や家族など自分を取り巻くすべての人も含めて、
決断、意志、能力に支えられた「行為」で、恋のような感情ではないと...
両立型で、自分と他者の両方をバランス良く愛することが望ましいようです。
堅苦しい内容でしたが、人を素直に、純粋に、愛するエネルギーを使うことが幸せにつながりそうですね
ではまた!