人は自分の言ったことに責任を持とうとします。
もし「私はそんなこと言ってません。」と言う人がいたら...
ただの嘘つきです!社会的に信用されません。
だから、人は自分の言った事に責任を持とうとするのです。
この一貫性を大切にしたいと思うため、自分の言ったことは「正しい」と
自分自身に思い込ませようとする働きがあります。
では、販売、セールスで活用しようと思ったら、どんな場面でしょう?
今セールの時期なので、値引のお話を例に。
お客様やお取引先が、「これは高いよね!値引してくれないの?」
良くある話ですが、もし値引可能なものであれば、「ハイ、出来ます。」
などと即答はしないと思いますが、まず大事なことは....
「もし、値引した場合お買い上げ頂けますか?」と尋ねてみる!
「そうなれば買いますよ!」とはっきりコミットメントを取っておく。
(コミットメントとは、~すると言う約束、義務、責任。です)
まあ、そうねえ、とか、取り合えずどれくらい?とか
こちらの出方を探るだけの質問をされているうちは
コミットメントを取ったことになりません。
買うわ!買いましょう!と言った返答があったら話を進める。
買う!と言った自分に責任を感じ、約束を守ろうとします。
そうなれば時間の無駄もなく、交渉はスムーズに運びます。
マーケティングの心理を利用して楽しくセールスしてみよう。
参考文献 マーケティングの心理学
ちなみに、販売の場合、セール価格は決められているので、余程の権限がない限り値引は出来ません。スマートにお買い上げ頂く方が長い目でみた場合得をしますよ。
マナーやモラルのあるお客様には、こちらからサービスの提案をしたくなるので、得する情報をいち早く伝えたくなるものです。
セールになると特に、ストレスを発散してるの?と思うくらい商品をひっくり返し、乱暴に商品を扱われると、とても悲しい思いがします。
でも、まったく触られもせず、見られもしないのはもっと辛いですね...
山盛り散らかった商品を整理できることに感謝しようっと!!
では次回お楽しみに