1月29日日曜日、とうとうこの日が来た。NTセレンディピティとハーツと一緒の舞台で演奏する。まだまだ先だと思ってたらいきなり来ちゃった。先生と同じ土俵に上がるって、普通に考えたらあり得ないこと。だるしまだむで出るので私だけ抜けるわけにいかないし。とにかくプサの調子を良くすること、音がでるように整えてあげることが重要。と昨日のレッスンで言われて当日の朝も有効というので、朝から鳴らしていた。先生に恥をかかせるわけにはいかない。が、やってもやってもまだ足りない。日ごろからやっとくんだった、と後悔しても後の祭り。こんな泥縄状態で大丈夫か? 不安なままおーるどタイムへ。
マイクセッティング、音出し、 リハ…時間が進んで行く。なんか落ち着かない。しかもまたマスターがダウンし、受付を手伝うことになった。日にちがいいのか、他のイベントやライブもあちこちであるようで、出足が鈍い。心配していたが始まるころにはほぼ席が埋まって一安心。いや、安心してる場合ではない。緊張してきた。
前半はバンド紹介を兼ねて顔見世的に少しずつ演奏。最初はハーツ&フラワー。ちゃんと順ちゃんの歌も楽器の音も聞こえていてバッチリだったけど、床にコードが入り乱れて大変なことに。たわまないように押さえてあるから引っ掛けないけど、踏んでしまいそう。出入り注意だな。写真係なので後ろのほうから写真を撮るがやっぱり上手く撮れないな。
そしてNTセレンディピティ。ギター、バンジョー、プサルタリーを駆使して歌う。いつも思うけど、先生のプサはほんとにいい音してる。そしてこれもいつも思うけどあんな音が出せるようになるのだろうか。
いよいよだるしまだむの出番。 楽器は最初から置いてあるので出入りにあまり時間はかからない。
レパートリーが少ないので、もう何度もやってきた6曲と、桜の樹の下でを新しく追加した全部で7曲。準備万端で臨んだつもりだったのに、ダニーボーイの最初の3音弾いて自分でびっくりした。左手のハンマー、逆だ! 皮の方になってる! そんなに舞い上がっていたのかなぁ。こんな間違い、したことない。それでも妙に落ち着いてさりげなくひっくり返す。誰にも気づかれなかったと思う。ゆっくりな曲でよかったー。イニシアーのダルシマーとギターに変わるところ、R子さんとピタッと合うとすごく気持ちいい。ダルシマーはまだいいけど、プサになるとやはり緊張する。きれいな音になるように丁寧に弾こうと思うのだが、音を追うことのほうが勝ってしまう。間違えずにきれいな響く音で、を目指すがこれがとても難しい。何回もやってるのにいざとなると手順を間違えてしまったり、音の場所を見失ってしまったり。
桜の樹の下では初めてやるので、どきどき。ホイッスルのところ、自分ではプサの音が喰われてしまってると思ってたけど、聞こえてたと言われたのでよかった。2回目はハンマーに持ち替える。これも何度もやればもっとしっくりするだろうな。
細かい間違いはあったけど、特に走ることもなく止まってしまうこともなく無事に終われたのでほっとした。
休憩を挟んで後半はまたハーツから。チューニングの時間稼ぎはわかってるけど、それでも喋りすぎのような気がする…(意見には個人差があります)。
そして真打NTセレンディピティ。Jちゃんも珍しくマンドリンでお手伝い。對中さんのプサも。もう驚かない。でも、プサの速弾きは何度聴いても驚嘆する。手を見てると目が回る。好きだから、とはいえ、ほどがある。マスターのフィドルをあてにしてたのに思惑が外れたとはいえ、プサでやるなんて。バンジョーも困ってた様子。まあ、それを弾けちゃうのがNTのすごいところなんだけどね。
最後は全員でウエストヴァージニアとユーアーマイサンシャインを。ダルシマーで間奏入るのだが、最初と最後だけできたけど重音でできずに単音で情けなかった。R子さんと離れてたのでお互いの音も聞こえなかったし。コーラスのところの歌はOK。ユーアーマイサンシャインは手拍子と歌。楽しく終われてよかった。
終演後はあちこちでジャムが始まり、盛り上がっていた。マッスーはマスターがいないので先生と部活。
おまけはスーさんの歌。マイクの前で手振り付きで愛の讃歌を。